20代後半:男性
「税理士におすすめの転職エージェントってどこなの?」
30代後半:女性
「税理士が転職に失敗しないために利用すべき転職エージェントってあるの?」
30代後半:男性
「先輩の税理士はどの転職エージェントを利用して転職に成功したの?」
税理士の転職に関してさまざまな疑問や不安があるかもしれません。専属のキャリアコンサルタントがついてくれる転職エージェントは独自で転職活動を行うよりも転職を優位に運ぶことができると言われています。
しかし、転職エージェントを調べてみると、「えっ、こんなにもあるの!」と驚かれるのではないでしょうか。
さらに、一般会社員とは異なった税理士の転職は少し特殊ですので、“税理士の転職に強い転職エージェント”を選ぶ必要があります。
そこで、この記事では、中立な立場からおすすめの転職エージェントをご紹介いたします。他にも、以下について解説するのでじっくり最後まで読んでみてください。
- 税理士求人も扱う転職エージェント
- 失敗しない税理士転職エージェントの選び方
- 賢く転職エージェントを活用するポイント3つ
- 税理士が転職を成功させるための5つのポイント
この記事を読めば、税理士の転職に関する不安を軽減できるではないでしょうか。
転職エージェントを複数利用する際の正しい選び方とは?
転職エージェントを複数利用する際も、同じ領域で業務を展開するエージェントに登録しても意味がありません。
例えば、営業職で転職を検討している場合、まず登録すべきは大手で求人数を多数抱える『マイナビエージェント』や『doda』『type転職エージェント』のいずれか一つをまず選択。
「マイナビエージェント」や「doda」の両方に登録しても構わないのですが、どちらも総合的な職種を扱うエージェントですので、高確率で紹介される求人に被りが出てしまいます。
では、2社目のエージェントはどこにするかというと、『営業職の転職に強みを持つエージェント』です。
- 2社目以降の選び方を確認する
-
とはいえ、営業職はどこの会社にもある最もポピュラーな職種ですので、比較検討すべき軸としては・・・
『行きたい業界に特化しているエージェント』
『自分の年代に近い求職者が集まっている』
の2軸になります。
この場合は、行きたい業界で選ぶなら・・・
を、私たちは提案します。
そして3社目の、自分の年代に近い求職者が集まっているエージェントですが、エージェントが抱える求職者も年代にはばらつきがあり、どの年代層が得意といった色があるので、最後に年代別に強いエージェントにも登録しておくと盤石です。
たとえば、
- 20代後半までの第二新卒であれば『ハタラクティブ』
- 29歳までの狭間の世代なら『U29JOB(ユニークジョブ)』
- 30代前半から後半の範囲であれば『パソナキャリア』
- 40代後半までであれば『ビズリーチ』
- 50代なら『JACリクルートメント』
が良いかと思います。整理するとこんな感じですね。
評判の良い各業界別・年代別のエージェントは「こちら」にまとめてありますので、ぜひ参考にして頂けますと幸いです。
この記事に記載の情報は2021年03月05日時点のものです
税理士の転職に強いおすすめの特化型転職エージェント5選
それでは本題から。税理士の転職に強いおすすめの転職エージェントを5つ選んでみました。あまり一般的には知られてないけれども優秀な転職エージェントがあります。

マイナビ税理士は、大手人材会社マイナビが運営する税理士を専門とした転職エージェントです。会計事務所や税理士法人など、税理士業界をカバーしており、取引先数は1万5,000社以上に及びます。
面談満足度は95%を誇る優秀なキャリアコンサルタントがサポート。面接テクニックや履歴書・職務経歴書のアドバイスをしてくれます。
多忙な人のために休日相談会を実施中。遠方に住んでいる人には電話での面談・求人紹介も可能で、柔軟に対応してくれるのが長所です。

ジャスネットキャリアは、全国の公認会計士・税理士・経理職の転職をサポートする転職エージェントです。職種別でいうと、経理や経営企画・監査・コンサルタント・人事などがそろっています。
首都圏のみに限らず全国規模で転職支援を受けられるので、引っ越しを伴った転職にも最適です。取引先会社は、4,000社を超えています。
活かせる資格として「税理士」を選択しつつ求人を探せるので、効率よく優良求人と出会えるのでは?
エリートネットワーク

エリートネットワークは、会計・財務・経理などの専門職に特化した転職エージェント。公式サイトでは、転職体験記が見られるので、どういった形の転職の流れになるかチェックしてみてはいかがでしょうか。
案件は全国に対応していて、今よりも年収をアップさせたい人におすすめです。一部上場企業へステップアップした人も多くいます。

MS-Japanは、管理部門・士業特化型の転職エージェント。公認会計士や税理士などだけではなく、経理・財務、人事・総務、法務などのバックオフィス系職種の転職を支援します。
管理部門・士業の登録率や転職相談率がNo.1という実績を誇っています。「税理士」という資格を条件に求人を探せ、700件ほどがヒットしました。(2020年7月時点)
年収が1,000万円を超える優良求人もそろっています。東京・神奈川・愛知・大阪を中心に転職支援を実施中。
レックスアドバイザー

レックスアドバイザーは、会計士・税理士・管理部門経験者に特化した転職支援を行っています。求人案件としては、全国の会計事務所・税理士法人・監査法人・国際税務・M&A・相続関連などを保有しています。
おすすめする転職エージェント・転職サポートが充実している会社・転職しやすい会社として選ばれました。
税理士ですと、会計事務所はもちろんのこと、企業の経理や税務室・コンサルティング会社の求人も取り扱っているので、幅広い視野で転職を考えている人におすすめです。
税理士求人も扱う大手の転職エージェント3選
他にも税理士求人を扱う大手転職エージェントがあります。チェックしてみましょう。

ビズリーチは、ハイクラス向け転職サイト。年収1,000万円以上の求人が3分の1を占めているので、ステップアップ転職を目指せます。
転職者の8割がスカウトから転職を実現しているので、登録して待っているだけでもチャンスがあると言えるでしょう。職務経歴を登録して、自分の市場価値を確認してみませんか。

マイナビエージェントは、初めて転職する人の支援に強みを持っている転職エージェントです。とりわけ20代や30代の転職支援に自信を持っています。
大手のマイナビの実績とコネクションがあるので、税理士の転職にも活用可能。面談エリアは主要都市にあるので、お近くの場所を選んでみてはいかがでしょうか。

dodaは、業界大手の転職エージェント。検索条件に「税理士」を入力すると、金融系専門職として何件もヒットします。
非公開求人情報も多く保有しているので、業界大手のネットワークを使わない手はないでしょう。登録する価値は十分にあります。
失敗しない税理士転職エージェントの選び方
税理士が転職する際に失敗しないコツを解説します。
3つのポイントを意識すると、納得のいく転職活動ができるのではないでしょうか。
税理士資格の保有者に限定した転職エージェントをメインで使う
難関である税理士の資格を保有していることは大いに有利に働きます。税理士資格の保有者限定の転職エージェントを使うと、マッチング度が高まり、内定率が上がります。
将来的に、税理士の資格を保有する可能性がある人も登録しておいて損はありません。
管理部門に特化した転職エージェントをサブで使う
税理士の人は管理部門に特化した転職エージェントをサブで使うことをおすすめします。
転職エージェントでは、それぞれで保有している非公開案件が異なるので、2~3社に登録しましょう。民間の管理部門への転職をしたい人は必須です。
一般向けの転職エージェントをサブで使う
また、手広く転職活動を行うのなら一般向けの転職エージェントもサブとして使うと良いでしょう。
税理士という専門職であってもキャリアを幅広く考えるきっかけになります。やはり数字に強いという特徴を活かして新しい仕事に出会えるかもしれません。
転職エージェントのキャリアカウンセラーの提案を受けてみましょう。
賢く転職エージェントを活用するポイント3つ
賢く転職エージェントを活用するために歩みたい3つのステップを紹介します。人生の大きな岐路ですので、確実な選択をしましょう。
転職の目的を明確にしよう
税理士の転職であっても、未経験からの転職や、民間の管理部門への転職・会計事務所への転職など幅広く考えられます。
まずは、自分の転職の目的を明確にしましょう。これまでの経験やスキルを活かせる形だと転職を有利に進められます。
少しでも気になったらとりあえず無料登録しよう
転職エージェントに登録することをためらっている人もいるかもしれませんが、正直言ってその考えている時間がもったいないです。
転職で上手くいっている人は、とりあえず行動しています。
転職エージェントは採用が決まった際に、求職者の年収の30~40%を手数料として企業から受け取って運営しているので、求職者へは無料で支援しています。
まずは仕事に関する悩みを相談するだけでも、何かチャンスを得られるかもしれません。転職エージェントに登録したら必ずしも転職しなければいけないわけではないので、有効に使いましょう。
メインとサブで2~3社登録しよう
先ほども少し触れましたが、転職エージェントはメインとサブを使い分け、2~3社登録することをおすすめします。
それぞれの転職エージェントキャリアカウンセラーから同じ会社の求人を紹介されたら、「この会社とは相性が良いんだな!」と納得感を得られるでしょう。
セカンドオピニオンのようなイメージですね。
税理士が転職を成功させるための5つのポイント
税理士が転職を成功させるための5つのポイントを紹介します。民間も会計事務所も幅広く考えている人にこそ知っていただきたいです。
面接では転職先を審査するという意識を
面接は、審査される場だと考えていませんか。それは少し違って、面接は相互理解の場だと言えます。
求職者も転職先を審査する姿勢が大切です。面接で弱気になってしまうと自分の希望を伝えきれないこともあるでしょう。
もちろん、聞きにくいことは内定をもらった後に聞けば良いのですが、調子の良い返事ばかりしないように気を付けてください。
離職率や離職理由を聞いておく
他の職種と比べると税理士や会計スタッフの転職回数はやや多めです。そこで、離職率や離職理由を聞いておくことをおすすめします。
人間関係や給料への不満、ワークライフバランスが整ってないという課題が見えたら、我慢できるものなのか熟考しましょう。
ポジティブな理由で退職する人はまれですので、どのようなストレスが考えられるか可能な限り探ってみましょう。
民間へ転職すると会社員になることを覚悟する
民間の管理部門に転職すると一般の会社員になることを理解する必要があります。
会計事務所で働いているときは、税理士ではないとできない専門業務を行い、先生と呼ばれる立場で仕事をしていたかもしれませんが、民間へ転職すると上司がいて人間関係に揉まれることもあるでしょう。
住む世界の違いも十分理解した上で転職先を決めることをおすすめします。
転職先の得意分野を理解する
税理士に強いがあるように会計事務所や会社にも強みがあります。転職先の得意分野を理解した上で、自分の強みやスキルとマッチするか検討しましょう。
例えば、資産税に強い会計事務所としては、下記が挙げられます。
- 税理士法人レガシィ
- 税理士法人タクトコンサルティング
- 税理士法人深代会計事務所
- 税理士法人チェスター
- 税理士法人つむぎコンサルティング
- 税理士法人平川会計パートナーズ
他にも、医療・福祉に強い会計事務所としては、下記が挙げられます。
- 川原経営
- 日本経営グループ
- 東日本税理士法人
- 税理士法人アフェックス
転職先は、さまざま考えられるので、幅広い視野で考えてみましょう。
35歳以上の転職では税務知識以外もアピール
35歳以上の転職ですと、税務知識だけではなく、マネジメント能力や営業力、調整力なども求められることを知っておいてください。
40歳以上になると、その傾向はますます強くなります。
さらに、一般的な税務知識に加え、国際税務や移転価格・SPC・IPOなど、オリジナリティーの価値を提供できるのが望ましいです。
まとめ
税理士の転職にておすすめの転職エージェントを厳選してみました。転職エージェントによって特徴があるので自分の目的に合ったところを選択してみましょう。
転職を“絶対に”成功させる方法はありませんが、“より良くする”最善の道はあります。
今回ご紹介した成功のコツを実践してみてください。