転職者なら誰もが気になる企業の年収ランキングと、意外と年収の高い仕事についてまとめました。
また、優良企業を見分けるポイントと、釣り求人の見抜き方も提案しています。
転職活動の際に、お役立てください。
企業の年収ランキング
以下は、平均年収の高い企業の上位20社です。
順位 社名 業種 平均年収
1位 M＆Aキャピタルパートナーズ サービス業 3,109万
2位 メディシノバ・インク 医薬品 3,073万
3位 イー・ギャランティ その他金融業 2,413万
4位 日本商業開発 不動産業 1,921万
5位 キーエンス 電気機器 1,839万
6位 ヒューリック 不動産業 1,761万
7位 三菱商事 卸売業 1,631万
8位 東京放送HD 情報・通信業 1,622万
9位 伊藤忠商事 卸売業 1,565万
10位 ソレイジア・ファーマ 医薬品 1,560万
11位 スクウェア・エニックスHD 情報・通信業 1,487万
12位 丸紅 卸売業 1,452万
13位 住友商事 卸売業 1,437万
14位 日本テレビHD 情報・通信業 1,401万
15位 三井物産 卸売業 1,393万
16位 ソフトバンクグループ 情報・通信業 1,389万
17位 テレビ朝日HD 情報・通信業 1,382万
18位 ショーボンドHD 建設業 1,375万
19位 マーキュリアインベストメント 証券業 1,373万
20位 ストライク サービス業 1,357万
【引用： プレジデントオンライン「平均年収ランキング（2020年版）」】
１位の『M＆Aキャピタルパートナーズ 』は、M＆Aアドバイザリーを手がける企業です。
２位の『メディシノバ・インク』は、米国拠点のバイオ医薬品ベンチャーで、平均年収は3,073万円。
金融サービス業・不動産業・情報通信業が上位を占めます。年収の高い企業を業種でまとめると、メディア・広告、商社、金融、不動産となります。
意外と年収の高い仕事ランキング
上述した会社以外にも年収の高い仕事はあります。以下は、一般にはなかなか知られていない、意外に年収の高い仕事です。
給食調理師
学校で給食を作る仕事で、平均年収は600万円以上、年間平均ボーナス170万円です。
給食調理師になるためには、地方公務員試験に合格し、公務員として調理職で採用されなければなりません。
ちなみに、調理師資格は必須ではありませんが、給食調理師になった後に取得する人もいます。
初生ひな鑑別師（ひよこ鑑定士）
初生ひな鑑別師は、生まれたばかりのひよこがオスかメスかを見分ける仕事です。
ひよこ１匹の鑑定料は、４円～４円50銭ほどですが、鑑定数が多いため、平均年収は500万円～600万円になります。
初生ひな鑑別師になるためには、初生ひな鑑別師養成所に入所する必要があります。
入所資格は、満25歳以下で高校卒業以上の学歴、視力1.0以上(矯正可)です。
優良企業を見分ける３つのポイント
年収の高い企業は上記の通りですが、年収が高いだけが優良企業の条件ではありません。
以下は、『優良企業』かどうかを見分けるポイントです。
福利厚生が充実しているか
社員を大切にする会社は、福利厚生が充実しています。
会社が社員のモチベーションやワークライフバランスまで気配りしているので、その結果、居心地のよい職場となっています。
中期経営計画が分かりやすいか
上場企業の場合は、決算資料に記載されている直近の財務状況と中期経営計画を確認すると、その会社のおおよその体質が読み取れます。
財務状況が企業として健全なことは、もちろん優良企業の条件ですが、それ以上に注目したいのは、中期経営計画です。
この項目は、個人投資家にも分かりやすいように簡単な言葉で書かれるのが一般的なので、中期経営計画を読んでも理解できない、あるいは投資家にアピールする気が感じられなかったら要注意。
閉鎖的で息苦しい会社の可能性が高いです。
新入社員の定着率がよく離職率も低いか
優良企業なら新入社員は辞めませんし、新入社員以外の離職率もとても低くなっています。
企業の離職率と新入社員の定着率は、東洋経済のCSR企業総覧(雇用・人材活用編)で調べることができます。
釣り求人に注意
転職サイトを見ていると、高収入の求人は意外とあるものです。
しかし、中には高額の募集をかけているが、実際には誰も採用をしない『釣り求人』と呼ばれるものがあります。
企業が高額の求人を出す目的は、大きく分けて以下の３つです。
１．ハイスペックな人材が欲しいから
２．企業名を多くの人に知って欲しいから
３．企業や商品に箔をつけるため
１は純粋に優れた人材を高給で雇うつもりですから、問題ありません。
問題は２と３で、これらは実は転職サイトを閲覧する人たちに向けた広告です。
企業を広く認知してもらうことが目的ですから、応募しても採用されることはまずありません。
ちなみに、高額で募集しているのは、優良企業だと思わせたいからです。
「年収の高いハイスペックな人たちが勤める会社だから、その会社が作っている商品もハイスペックに違いない」と思わせるために、高い年収で求人をかけています。そのため、企業に雇用する気はありません。
このような釣り求人の見分け方は、ずばり求人の掲載日数です。そもそも優良企業は、離職率が低いため、めったに求人をかけません。
ですから、転職サイトに求人が頻繁に掲載されているのは変ですし、数年にわたって何度も求人をかけていたら、かなり怪しいでしょう。
とはいえ、優良企業が事業を拡大するために、大量の求人をかけていることもありますし、釣り求人も年々手の込んだ分かりにくいものになっています。
数年にわたり転職サイトを監視するのも大変ですので、確実に釣り求人を避けたいのなら、転職エージェントのアドバイスを受けるのが一番です。
おすすめ転職エージェント
平均年収の高い企業に転職するなら転職エージェントがおすすめです。
以下は、ハイクラス向けの求人サービスです。
【関連記事】
転職エージェントを利用するメリットとデメリットの全知識
ビズリーチ
『ビズリーチ』は、ハイクラスな求人に特化した転職エージェントです。
優秀なヘッドハンターを2,500名以上有しています。
JAC Recruitment
役員や幹部、マネジメント職、専門職といった年収が高い求人に特化した転職エージェントサービスです。
ムービン・ストラテジック・キャリア
『ムービン・ストラテジック・キャリア』は、コンサル業界専門の転職エージェントです。
スタッフは、戦略系・会計系ファームで経験を積んだコンサルや、実績のある起業家たちで構成されています。
マスメディアン
平均年収の高い広告・マスコミ業界に特化した転職エージェントです。
コピーライター、ディレクター、営業・プロデューサーなど22の職種から検索できます。
まとめ
優良企業は、競争率が高くなかなか転職できませんが、それでも意外なところで人知れず求人をかけていることもあります。
転職エージェントをうまく活用すれば、きっとそんな求人にも出会えるはずです。
この記事が転職活動の一助となれば幸甚です。
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