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転職で年収の交渉を成功させるテクニックとNG行動まとめ

転職活動の流れ
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転職で希望通りの年収を得るためには、条件調整時の交渉や同年代の平均年収などの情報収集が必要不可欠です。

この記事では、年収交渉のテクニックとやってはいけないNG行動をご紹介します。

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この記事に記載の情報は2021年04月09日時点のものです

交渉のテクニック

それでは早速、交渉に使えるテクニックから見ていきましょう。

平均年収などのデータを利用する

自分と同年代の平均年収や、その業界での平均年収などのデータを引き合いに出して交渉することで、自分の主張に客観性と説得力を持たせるのはかなり効果的なテクニックです。

企業側からすると、絶対評価で転職者の能力や経験を評価することは難しく、「○○ができるから年収はこれくらい」と言いにくいのが本音です。

だからこそ、「私には能力があるので年収はこれくらい欲しい」ではなく、「私には能力があるので、平均的な年収より100万円多く欲しい」というような交渉の仕方をしましょう。

また、転職先の企業の社員がどれだけ給与をもらっているのかというデータを引き合いに出すのも効果的です。

【関連記事】 転職で年収をアップさせたい|相場と年収アップのためにやるべきこと

希望よりも少し多めの金額を提示する

人の心理をついた交渉のテクニックの中には『ドア・イン・ザ・フェイス』というものがあります。

もしかすると、営業職の方はご存知かもしれませんが、そうではない方のために解説していきます。

まず簡単に言うと、『ドア・イン・ザ・フェイス』とは、最初に大きな要求をしてそれを断られた後に本当に自分が要求したいことを要求します。

人は誰かにお願いをされた時に、何度も断り続けることをストレスに感じます。

また、大きな要求を聞いて、「それは難しい」と思った後にそれよりも小さな要求をされると、「それならいけるかもしれない」と思いやすくなります。

もちろん、企業によっては年収として支払う金額に上限を設けていることもありますから、そういった場合には交渉は難しくなります。

でも、そうでない場合には積極的にこの交渉テクニックを使っていくことをおすすめします。

このテクニックを使えば、もしかしたら希望の金額以上の年収を受け取ることもできるかもしれません。

すぐに妥協しない

例えば、「私には能力があります、だから800万円の報酬を受け取りたい。」という旨の話を企業側に伝えたとして、企業がそれに難色を示したとしましょう。

そこでやってはいけないのが、「ではそちらの希望額で入社します」というようにすぐに折れてしまう事。

仮に交渉が全く上手くいかなさそうな時だとしても、すぐに妥協してはいけません。

何故なら、「私には能力がある」という発言の根拠が薄れてしまうからです。「さっきまでの自信はなんだったんだろう」と感じれば、企業側は転職者に不信感を抱きます。

その結果、年収をアップさせるどころか採用してもらえなくなることもあるので注意しましょう。

最終的には妥協して、企業側が提示した金額に応じる場合でも、交渉する姿勢をなくしてはいけません。

面接官に希望年収について質問させる

年収の交渉は直接自分からは言いにくい話題です。

「最後に、何か質問などはありますか?」と面接で聞かれた際に切り出す他ないのですが、やはり自分からお金の話題を振るのは簡単ではありません。

よほど自分に自信があり、また、交渉に慣れている人であればズバズバと質問できるかもしれませんが、そうではない人がほとんどだと思います。

そのため、面接で自分から年収の交渉を始める自信がない人は、面接の最中にどこかで年収についての話題を出しておきましょう。

「前職では、評価制度が整っていなかったこと、年功序列の雰囲気が強かったこともあり、自分の能力を正当に評価してもらえる機会がなく、報酬が増えることなどもありませんでした。評価制度、昇給制度が整っている御社で働くことに大変魅力を感じています。」

例えばこれは、「転職を考えたきっかけはなんですか?」というような質問を受けた時に使える回答例です。

このように、あらかじめ年収や報酬、評価制度や昇給制度に触れておくことで、面接官から年収についての質問される可能性をぐっと高めることができます。

転職エージェントに代行してもらう

「どうしても交渉とかは苦手…」と考えている人にとって心強い味方となるのが転職エージェントです。

転職エージェントのサービスの中には、入社時の条件調整が含まれていることがほとんどなので、面倒な年収交渉も全て転職エージェントが代行してくれます。

その場合には、自分の能力や実績をしっかりとエージェントに伝えておくこと、またある程度エージェント担当者とコミュニケーションを取っておくことが大切です。

エージェントも人間ですから、「この人のために交渉頑張ろう」と思ってくれると、結果に多少の違いが出ることがあるでしょう。

【関連記事】 転職エージェントを利用するメリットとデメリットの全知識

逆効果!?やってはいけないNG交渉


ここまで、交渉テクニックをご紹介してきましたが、逆にやってはいけないNG交渉というものもあります。

希望額が明確でないまま交渉をする

企業の判断に任せたい、とりあえず年収が上がれば何でも良い、というような理由から、企業側に「今よりも年収をアップさせたい」と漠然と伝えるのはNGです。

企業側がそういう転職者を見ると、「自分の能力やスキルを客観的に見られない人」「主体性がない」というような印象を抱き、心象が悪くなります。

そうなってしまえば、年収アップが見込めないどころか、内定すらもらえなくなってしまいます。

年収をアップさせたいと思うのなら、「○○という理由から、この額を希望します。」というように具体的に伝えましょう。

もし、年収をアップさせるだけの根拠が自分に無い場合には、まずはスキルアップや経験を積むところから始めなければならないのは言うまでもありません。

自分から話を切り出す

先ほど少し述べましたが、やはり自分から年収交渉を始めるのはあまり良いとは言えません。

ただし、どうしても企業側から年収についての話がない時には自分から話を切り出さなければなりません。

そういった場合には、しっかりとセリフを決めておくと良いでしょう。

「差し支えなければ、御社に採用して頂いた場合に私が頂ける給与についてお聞きしたいのですがよろしいでしょうか。」

など、自分なりにしっくりとくる言葉をあらかじめ選んでおくと、面接の時にも落ち着いて話すことができます。

年収にこだわり過ぎる

年収に対するこだわりをあまりにも見せすぎると、「この人はうちの会社で何がしたいんだろうか。ただお金がもらえればどこでも良いのだろうか。」と面接官に不信感を抱かせてしまいます。

すぐに折れずに交渉することも大切ですが、何度かアタックしてダメなようなら潔く引いた方が良いかもしれません。

年収アップ交渉をする前に心得ておくべきこと

最後に、交渉テクニックを使う時に心得ておくべきことを解説します。これらを心得た上で交渉テクニックを使うことで、より説得力のある交渉ができるようになるはずです。

相手の気持ちを理解する

交渉において大切なのは、企業側の気持ちを理解することです。

「優秀な人材を採用したいけど、あまりコストをかけられない」と考えている企業もあれば、「優秀な人材を採用するために、しっかりとコストをかけよう」という企業もあります。

それは、その企業の業績や採用の傾向などのデータからも分かりますが、面接官の様子にも注目しましょう。

「あまりコストをかけられない」と考えている企業には、「年収はアップさせたいけど、とにかく御社の発展に貢献することの方が大切だ」という姿勢を見せることで好感を得ることができ、結果的には多少なりとも年収がアップする可能性も高いでしょう。

逆に、「しっかりとコストはかけるから、その分妥協せずに良い人材を採る」と考えている企業なら、交渉ではなるべく折れずに、自分の能力や提示した年収がいかに妥当な金額なのかをアピール、プレゼンすることに集中しましょう。

自分を疑わない

「自分なんかがこの金額を提示していいのだろうか」そう思うこともあるかもしれませんが、いざ面接の時にはその気持ちは捨ててください。

自分に自信がない人に、人は出資したいと思いません。

それは、出資に見合った結果が得られるビジョンが持てないからです。

そのため、自分の能力を客観的に分析して、希望の金額を設定した後は堂々と自信を持っておくようにしましょう。

自分の主張に一貫性を持たせる

交渉において重要なのは、自分の話の内容に隙を作らないことです。自分の主張に一貫性がないと、そこに隙が生まれてそれが不信感を与えることに繋がります。

最初は高額の年収を希望していたのに、一度断られてすぐに妥協した、などの行動には一貫性が見えず、企業側には不信感が募ります。

また、話の内容に矛盾がある場合なども同様です。嘘や誇張などは、主調の一貫性を失う大きな原因になりますので、経歴や能力について話す時には十分に注意しましょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか?交渉を上手に進めていくためには、交渉テクニックが不可欠ですが、テクニックだけでなく交渉に必要なものがなんなのか理解しておくことも大切です。

是非この記事を参考に、年収交渉を行ってみてくださいね。

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