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飲食からの転職は難しい?飲食での経験を活かして他業種へ転職する方法

業界別の転職活動
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「仕事で培えるのはコミュニケーションスキルくらいだ」という印象を持たれやすい飲食業界。

この記事では、飲食から転職を成功させるためにはどうやってアピールすると効果的なのかをご紹介します。

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この記事に記載の情報は2021年04月12日時点のものです

飲食からの転職希望者がやってしまいがちなこと

コミュニケーション能力だけをアピールする

飲食店から他の業種へ転職を考えた人がまずやってしまいがちなのは、コミュニケーション能力だけをアピールしてしまうということです。
 

本当はコミュニケーション能力以外にも飲食で培ったスキルがあるはずなのに、「飲食で培ったのはコミュニケーション能力くらいしかない」と考えてしまい、強引にコミュニケーション能力だけで転職活動を押し切ろうとしてしまいます。
 

また、「コミュニケーション能力を活かせるとしたら営業職しかないだろう」と考えて営業職に絞った転職をしてしまうのもよくありません。


コミュニケーション能力の他に飲食で培ったスキルは何なのか、自己分析をしっかり行なう必要があります。

前職の不満を言う

飲食業界での仕事は休みが少なかったり、勤務時間が長く休憩時間をろくに取れなかったりと、ハードワークになることが多く、離職者が多い理由もそこにあります。


前職を退職した理由はネガティブなものが多いかもしれませんが、前職の不満を面接などで口にするのは避けましょう。


前職での経験から飲食業界に不満を抱いていた場合、以下のようにポジティブな言葉に置き換えましょう。


「飲食業では夕方から深夜にかけての勤務になることが多く、自分の理想とするライフワークバランスを実現することが難しいと感じました。社員のライフワークバランスを尊重する御社の姿勢には魅力を感じており、そのような環境で働くことで自分の能力を最大限に活かすことができると考えています。」

飲食での経験しかないことをネガティブにとらえている

飲食での経験は実はいろいろな業種、業界に活かすことができます。


むしろ、他の業種よりもポータブルスキルを磨きやすく、面接でアピールできることはたくさんあると言えます。
 

そんな飲食での経験をネガティブに捉えてしまっている人は、企業から見て魅力的には感じません。


何事もネガティブに捉えていると、それがその人の雰囲気として現れてしまいますから、飲食での経験しかないことをネガティブに考えることはやめましょう。

飲食からの転職がなぜ難しいのか

飲食で得た経験や培ったスキルは転職にも活かせるものばかりなのですが、実際には飲食からの転職は難しいというイメージを持つ人が多いです。
 

また、実際に飲食からの転職がなかなかうまくいかない人が多いのも現実です。

ここからは、なぜ飲食からの転職が難しいのか見ていきましょう。

他業界からのイメージが悪いから

まず、他業界から見て飲食業界のイメージがよくないことが多いという理由が挙げられます。


「どうせコミュニケーション能力しか身につけていないだろう」

「飲食での接客業なんて誰にでもできる仕事なんじゃないか」


そういった印象を飲食からの転職者はどうしても持たれやすいのです。


しかし、逆に言えば元の印象がよくないからこそ、よい点を少しでもアピールできれば大きなギャップ効果が生まれ、企業に強くアピールできるとも言えます。

他企業とコミュニケーションを取る機会がないから

飲食経験者の強みのひとつとして、コミュニケーション能力が高いことが挙げられますが、それはあくまでも対消費者のコミュニケーション能力であり、企業を相手にした営業などには活かせないこともあります。


飲食業界で働いていると、ほとんど他の企業とコミュニケーションを取る機会はありません。


コミュニケーション能力の高さをアピールする場合にも、この点については自分で理解しておく必要があり、それをどう補っていくかを説明することが重要になってきます。

忙しすぎるから

そもそも飲食業はハードワークですから、転職活動に時間が割けないということもあります。


「忙しすぎて転職活動ができない」、「気持ちの余裕がなくて転職先を探せない」という人も多いのが現状です。


そのため、飲食から転職するときには、思い切って一度退職してから転職先を探すというのもおすすめです。

転職における飲食経験者の強み

コミュニケーション能力だけが飲食経験者の強みだと思われがちですが、そうではありません。


ここからは、飲食経験者の強みやアピールポイントになるスキルを見ていきましょう。

マーケティング能力

「20代女性をターゲットにして集客しよう」

「男性客をもっと増やすには店内にどんな演出をしたらいいか」


など、飲食店で勤務していると、集客を伸ばすためのマーケティングについて考える機会が増えます。


店長クラスでない人でも、集客のためにアイデアを出したり、店内の演出をしたりすることがあるはずですから、飲食を経験している人はある程度マーケティングの感覚が培われていると言えるのです。

マネジメント能力

飲食業はそのハードワークゆえに離職率も高くなってしまいます。


しかし、すぐに社員やアルバイトが辞めてしまっては経営が成り立ちませんし、アルバイトがすぐに辞めてしまう環境では魅力的な雰囲気のお店を作ることはできません。
 

そのため、店長や社員、バイトリーダーを務める人は「どうやったら辞めずに働き続けてもらえるか」「気持ちよくみんなが働けるにはどうしたらいいか」「どんな言葉がけを普段からすれば離職率が下がるのか」ということを考えるようになります。


だからこそ、飲食業界を経験することで自然とマネジメント能力も身についていくケースが非常に多いと言えるのです。

コミュニケーション能力

対消費者に特化しているとはいえ、飲食で培われたコミュニケーション能力は他の業界でも十分に活かすことができます。


お客さんに店内で気持ちよく過ごしてもらうための接客技術や、クレーム処理能力などは特に営業職で力を発揮するでしょう。


ただし、企業を相手にやりとりする場合には、対消費者の場合と違って対等にやり取りをし、ときにはこちら側が優位に立つように工夫をしなければならないこともあります。


「飲食の接客で得た経験によって、相手(お客様)が何を考えているのか、どうしたら喜ぶのかということを見極める能力を高めてきました。それは他の企業とのやり取りにも活かせるスキルだと自負しております。」
 

というように、対企業でも自分の能力を活かせることをしっかりと面接でアピールしましょう。

作業を効率化する能力

飲食店での業務は、どのくらいお客さんが入っているか、どのようなオーダーが入っているかによって日々内容や忙しさが変わります。


だからこそ、飲食店の営業を回していくためには作業を効率化し、いろいろな状況に対処できるようにしておかなければなりません。


そのために工夫をしてきた経験はどの業界、業種にも通用しますし、無駄を省いてより効率的に作業ができる人材は重宝されます。

スムーズに転職するコツ

未経験OKの求人を探す

他業種に活かせるスキルがいくつもあっても、飲食によい印象を持っていない企業が相手だと、飲食からの転職者はなかなか採用してもらえないこともあります。


そういう場合には、自分の培ったスキルを活かせる転職先を探すのに苦労するのではなく、思い切って未経験OKや未経験者歓迎の求人を出している企業に絞って応募してみましょう。
 

そうすることで「飲食経験者だから」といった見方もされず、採用ももらいやすくなります。

転職エージェントに登録する

飲食の現場はかなりのハードワークなので、転職する余裕を作りにくく、転職活動をしている暇がない、という人も多いはずです。


そういう人こそ、転職エージェントに登録してエージェントに自分に合った転職先を探してもらいましょう。


自分の強み、持っているスキルなどをエージェントに伝えたら、あとは勝手にエージェントが求人を探してきてくれますし、自分でも気づかなかったようなポータブルスキルをエージェントに見出してもらえることもありますから、飲食からの転職者には特に転職エージェントがおすすめです。

【関連記事】 転職エージェントを利用するメリットとデメリットの全知識

まとめ

いかがでしたでしょうか?

飲食からの転職は難しい場合も多いですが、飲食での経験で培ったスキルを自己分析によって明らかにすると効果的に企業にアピールでき、採用率をアップさせることができます。
 

また、忙しすぎて転職活動ができないという人は、思い切って退職してしまうか転職エージェントに登録するのがおすすめです。

ぜひこの記事を転職活動に役立ててみてくださいね。

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