正社員を辞めたい方へ|辞めたい理由とあなたの気持ちをラクにする8つのこと

編集者
CUS編集部
株式会社アシロ
転職サイトやエージェントは何を選ぶかではなく、『どう使いこなすか』にフォーカスしたWEBメディア。株式会社アシロの転職メディア編集部による、転職エージェントの賢い『使い方』とキャリアアップ実現の方法論を解説。
正社員を辞めたい方へ
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  1. 正社員で働くのが辛いから辞めたい
  2. パワハラやセクハラもひどいのが辛い
  3. 残業代も出ないし、働きたくない
  4. 給料も新卒と比べてどうしてこんなに低いんだろう…
  5. 今すぐ辞めて、夫(妻)に養ってもらいたい
  6. 何でもいいからとにかく辞めたい! など

さまざまな理由で今の仕事にストレスを抱えていることでしょう。

仕事や会社を辞めたいと思うのは、誰でも一度は考える自然なことです。

しかし、人によっては、せっかく正社員になったのだから辞めるのはもったいないと思う方もいるようですが、苦しいならすっぱり辞めようという意見もあります。

もしあなたの仕事で生活を支えているなら、今よりも環境の良い職場へ転職することで、今抱えている問題はすぐに解決できる可能性もあります。

そこで本記事では正社員を辞めたいと考えている人に向けて対処法から次取るべき行動まで解説します。

この記事の監修者
佐藤 誠一Webライター
「全国職業相談センター」というサイトで3,000人以上の転職相談を担当。 正社員を辞めたい人の相談も多く対応。自身も正社員を辞めた経験がある。 ブログ「さとうのキモチ」を運営
目次

正社員を辞めたいと感じる9つの理由と対処法

『エンジャパン』が2018年2月26日〜2018年3月27日にかけて実施した、退職理由のアンケートによると、『体調を壊した』『結婚・家庭の事情』に加え、『給与の不満』『仕事のやりがい』などを挙げていました。

退職理由について|エン転職

【引用:退職理由について|エン転職

正社員を辞めたいと思っている理由と対処法をいくつか紹介します。

理由1:職場の人間関係が悪いから

職場で孤立していたり、上司とのソリが合わなかったりすることがきっかけで、正社員を辞めたいと思う人は多いものです。

  • 無理難題の要求
  • パワハラやセクハラ
  • 過少評価されている
  • お局によるモラハラ など

40才を目前に正社員を辞めたい

私は来月40才になり、中小の建設業の下請で、誰でもできるような仕事をして8年になります。

会社は男尊女卑の傾向が非常に強く、人間的にもまるで尊敬できない上司ばかりで、入って2日目で「こりゃダメだ」と思いました。しかし、年齢その他の理由により、ここまできてしまいました。

2年くらい前からあることを勉強していて、それをモノにしたいので会社を辞めて勉強に専念したいのですが、1人暮らしで貯金もそんなにないこと、この年で正社員を辞めるのは異常なことではないかと躊躇しています。

でも今の会社の仕事はあと1日でも続けたくありません。

【引用:マイナビ転職|【63話】40才を目前に正社員を辞めたい

非常勤社員からコツコツ勤めて正社員になりました。求められるものも多くなり人間関係やら色々あり辞めたいけど転職や結婚できる年齢もかなり過ぎたので辞めることも出来ずツラい毎日です。今年も年末ジャンボに希望を託します❗

【引用:ガールズちゃんねる

自分の努力で解決できることもあれば、自分の力ではどうしようもないこともあるので、一番精神を削られやすいのが人間関係です。

対処法
  • コミュニケーションを増やす
  • 相手の視点を想像してみる
  • 相談できる人を見つける
  • 自身のスキルアップを目指す
  • 他の会社に転職してみる

理由2:休みがない・少ないから

人間関係や収入面に不満がなくても、残業時間が長かったり、休みがなかったりで疲れてしまい、正社員を辞めたくなることも多いと言います。

睡眠不足や過労は、モチベーションに直結します。

会社に相談して問題が解決すればよいのですが、そうはならない場合の方が圧倒的に多いので、辞める以外の方法で自分を守れないと感じる人は多いでしょう。

わたしは第二新卒で正社員で10年働いて33歳で 迷い悩みながら、覚悟決めて退職しました!

休みも少なくほんとに真っ暗闇の10年間でした。しかも辞める時 結婚予定なし。人も怖く 自分の時間も欲しくて、いまは常用型派遣で 働いてます。

【引用:ガールズチャンネル
対処法
  • 時間管理
  • 休憩をとる
  • 業務効率化
  • 会社に相談する
  • チームワークを活かして働く
  • 休みが多い会社に転職する

理由3:仕事がつまらない・楽しくないから

これもかなりの多数派で、仕事にやりがいを見いだせないことで、正社員を辞めてしまいたいという人もいます。

1日のほとんどを会社で仕事をして過ごすわけですから、できれば仕事はラクで楽しい方が良いに決まっています。

特に男性は、仕事に楽しさややりがいを求めますので、毎日が苦痛の連続で充実感を感じることができないと、仕事を楽しめず、仕事で人生を浪費していると感じ、ストレスを感じてしまいます。

対処法
  • 尊敬できる上司と目標を作る
  • チャレンジできることを見つける
  • 視点を変えて仕事の意義を見つける
  • 興味がある仕事に転職してみる

理由4:他にやりたいことが見つかったから

転職して憧れの業界に行きたい、夢があるからそのために勉強したいというように、比較的ポジティブ理由で正社員を辞めたいと感じることも。

ただし、「仕事を辞めてまでやりたいのだろうか」と考えて、思いとどまる人も多いようです。

対処法
  • やりたいことの勉強から始める
  • やりたいことを副業から取り組む
  • 休職してやりたいことに挑戦してみる
  • 思い切ってやりたい仕事に転職してみる

理由5:責任が重過ぎるから

特に住宅販売や金融業などに就いている人は、規模の大きな商品を取り扱うことも多く、その責任の重さに耐えられなくなることがあります。

責任があればあるほど燃える人がいれば、その逆の人もいるということです。

25歳、一人暮らしの独身女です。

正社員が少なく、非正規の多い職場で働いています。

非正規の方は家暮らしか、夫に養ってもらってる人が多いです。

残業もなく、責任も少ない働き方で生活できているのがうらやましいです。

こんなことなら、就活をがんばらず、実家で暮らせばよかった。

それか、さっさと結婚して仕事を辞めようか。

【引用:ガールズちゃんねる
対処法
  • 上司に仕事の配分を相談する
  • 上司に部署異動を申し出る
  • もう少し責任が軽い仕事に転職する

理由6:企業文化が合わない

企業文化や社風が合わず辞めたい人もいます。

よくあるケースは以下のとおりです。

  • 年功序列を重んじる文化が合わない
  • 新しいことに挑戦させてもらえない
  • 精神論で乗り切ろうとする社風が合わない

以下の対処法も参考にしてみてください。

対処法
  • 上司や同僚と話し合ってみる
  • 修行だと思ってしばらく合わせてみる
  • 他の会社に転職してみる

理由7:給料や待遇が不満

給料や待遇が不満で辞めたいと思う人もいます。

  • 給料が少ない
  • 残業代が出ない
  • ボーナスが少ないなど

以下の対処法も参考にしてみてください。

対処法
  • インセンティブを狙う
  • スキルアップして昇給する
  • 給料が高い会社に転職してみる

理由8:家事や育児と両立できなくなった

結婚・出産で育児と両立できなくなり、辞めたいと思う人もいます。

特に、会社の産休・育休制度が充実していないと仕事の継続が難しいです。

以下の対処法も参考にしてみてください。

対処法
  • 配偶者と連携して時間を捻出する
  • 時短勤務やフレックス勤務を相談する
  • 子供を保育園や親に預けられないか相談する

理由9:とにかく働きたくない

働くこと自体に疲れてしまって、正社員を辞めたくなる人もいます。

この場合は、以下の対処法を参考にしてみてください。

対処法
  • 少し休む
  • 部署異動を申し出る
  • 瞑想など自分と向き合う

正社員を辞めたい気持ちが大きくなる原因とその相談先

正社員を辞めたい理由はさまざまですが、「辞めたい」という気持ちは、時間が経つにつれて大きくなる場合が多いものです。その原因として2つのことが考えられます。

誰にも言えずにストレスになる

不満やストレスは、自分の中にため込む時間が長いと、次第に大きくなっていくという特徴があります。

大嫌いだと思っていた人でも、一度大ゲンカをしてしまったら意外と仲良くなれたなんていう経験はありませんか?

それは、不満やストレスは相手にぶつけてしまえば、そのほとんどが発散されるようになっているからです。

上司や同僚に不満をぶつけるのは難しいことかもしれませんが、「どうせ辞めるのなら」「心を病んで倒れてしまうくらいなら」という気持ちで、不満をぶつけてみるのもよいかもしれません。

家族や友人

もちろん、不満をぶつけるといってもヒステリックになれと言うわけではなく、「私はこう思っています」ということを冷静に、しかし包み隠さずに伝えることが大切です。

上司や同僚に不満をぶつけるという選択肢を取れないのなら、家族や友人に相談するのもひとつの手段です。

その時には、「もう少し頑張ってみたら?」というような答えが返ってくる相手とは話さないようにして、黙って自分の話に耳を傾けてくれる人を探しましょう。

『心の相談室』などの機関

周りにそういう人がいなければ、『こころの相談室』のように、電話で相談できる機関に問い合わせてみるのもよいです。

自分の中に不満やストレスをとどめておかないために、とにかく誰かに話すことが大切です。

正社員を辞めたらいけないと考えている

人間は「やってはダメ」と思ったことをやりたくなってしまう生き物です。

これは、「自由でありたい」という欲求を阻害されることを嫌う、『心理的リアクタンス』という心理現象が関係しています。

「勉強しなさい」と言われた途端に、まったくやる気がなくなったという経験は、誰にでもあるのではないでしょうか?
それと同じで、「辞めちゃダメ」「仕事しなきゃ」と思えば思うほど、仕事を辞めたくなります。

仕事はいつでも辞めていい

そんな時には、「仕事しなくても大丈夫」「いつでも辞めていいんだ」と、無理にでも考える必要があります。

「やらなきゃいけない」という義務感から行動すると、そもそもパフォーマンスも低下しますから、輪をかけて仕事に対するモチベーションが下がっていきます。

がむしゃらに頑張るのではなく、常に自由であるための思考を習慣づけてみると、効果が得られることもあります。

正社員を辞めてよかったと思える3つのメリット

正社員を辞めた人に「辞めてよかった」と思えるポイントを聞きたいな。

佐藤誠一

冒頭でもふれましたが、私は正社員を辞めています。
「正社員を辞めてよかった」と思うところを紹介します。

責任が重い仕事から解放される

正社員を辞めると、責任が重い仕事から解放されます。

  • 納期からの解放
  • プロジェクトからの解放
  • 後輩の育成からの解放

例えば、正社員を辞めてアルバイトになれば、仕事の責任は軽くなるでしょう。

佐藤誠一

私はフリーランスですが、責任が重すぎる仕事は避けることもできます。
ただし、仕事を選べるだけのスキルは必要ですが…

時間の自由がききやすくなる

正社員を辞めることで、時間の自由がききやすくなります。

  • 残業が減る
  • 休日出勤がなくなる
  • 月〜金で固定されない

例えば、正社員からパートに転職すれば、今より自由な時間が増えます。

ただし、必要な収入を確保できるのが前提です。

お金が足りない場合は、正社員より多く働かなければいけません。

仕事の選択肢が広がる

正社員を辞めることで、次の仕事の選択肢が広がります。

新しい仕事に挑戦することで、もっと向いてる仕事に転職できるかもしれません。

ただし、やりたい仕事ができるとは限りません。
正社員を辞める場合は慎重に検討しましょう。

正社員は今すぐ辞めるべき?辞めた場合のリスクやデメリット

正社員を辞めた場合のリスクやデメリット

正社員を辞めるデメリットも知っておきたい。

仕事が楽しくない、他にやりたいことがあるという理由で正社員を辞めたいと思っている人は、正社員を辞めるデメリットについて考えてみることで、冷静になれる可能性もあります。

佐藤誠一

私も正社員を辞めて後悔したことがあります。
正社員を辞めるリスク・デメリットを知った上で慎重に判断してください。

一時的に収入が下がる・なくなる

当たり前の話ですが、正社員として働くのが一番収入的にも雇用的にも安定します。

もし今すぐ正社員を辞めてしまった場合、転職活動をしていないのであれば、収入も当然ゼロです。

また、派遣社員やアルバイトをするのであれば、正社員よりも給料が下がることは間違いありません。

大体の会社には賞与が年2回ありますが、それがなくなると考えると、月給24万円もらっていた方であれば、年間で約50万円〜60万円分が減ってしまうことになるので、それは覚悟しなければいけません。

もう一度正社員に戻る時に大変

一度正社員を辞め、また正社員として働きたくなった時には、改めて就職活動をしなければなりません。

正社員として働いている人であれば、就職活動の大変さもよく知っているのではないでしょうか。

一度正社員を辞めたら、就職活動の大変さをもう一度味わうことになるのは、大きなデメリットだと言えるでしょう。

社会的信用が低下する

正社員を辞めると社会的信用が低下します。

具体的には、以下のデメリットがあります。

  • 賃貸物件を借りにくくなる
  • ローンやクレジットカードの審査が通りにくい
  • 厚生年金や会社の保険がなくなる
佐藤誠一

特に、クレジットカードが作れないと不便です。

スキルがないと転職活動も大変

言い方は悪いですが、誰でもできるような仕事をずっと正社員でやってきた方の場合、転職活動をしてもわざわざ採用してくれる企業は少ないのが現実です。

ただ、『少ない』というのがミソです。

つまり、全くないわけではなく、未経験者歓迎で正社員を募集している業界・業種も多くありますので、そういった企業をうまく見つけることで、今の会社の正社員を辞めて、もっと待遇の良い、ワークライフバランスを維持できる職場へ転職することも可能です。

やりたいことがあれば転職の面接時に話せることも多い

やりたいことがないと、面接時に『なぜやりたいのか』『どうしてウチなのか』という質問には非常に答えづらいでしょう。

やりたいことが明確になっていれば、仕事を選ぶ際にも迷うことはないでしょうし、むやみに仕事を変える必要もなくなります。

  • 正社員を辞めるべきか?
  • 正社員として続けるべきか?

しっかり判断することができるようになるでしょう。

次の仕事が見つからない可能性

潔く正社員を辞めるのはある意味かっこいい行為です。起業・独立・フリーランス。最近の流行りですね。

しかし、誰でもそうなれるわけではありません。

転職の時期やあなたの年齢を考慮した場合、『35歳限界説』というように、次の仕事が決まらない、転職できない可能性もあります。

ほとんどの方が、先行きの見えない未来に不安を感じて、辞めることをためらいますが、人間そう簡単に死んだりしませんし、何とかなることも多いです。

ちゃんと手続を踏んで辞めれば、有給休暇の取得や、失業保険の申請もでき、働いていない期間の保証が充実しています。

退職前に貯金額を確認しよう!

転職活動は平均3ヶ月と言われていますので、その3ヶ月を乗り切るためにも、30万円〜50万円以上の貯金はあった方が良いかと思います。

もし貯金がなかったとしても、アルバイトなどができる状況であれば、問題ないでしょう。

ちなみに、失業保険でいくらもらえるのかですが、『1日当たり、離職日直前6カ月で1日に支給されていた給与の45~80%』と言われています。

(令和2年8月1日現在

年齢基本手当

30歳未満

6,845円

30歳以上45歳未満

7,605円

45歳以上60歳未満

8,370円

60歳以上65歳未満

7,186円

【参考:ハローワーク|基本手当について

正社員を辞めてもいい人の特徴|判断基準にどうぞ

正社員を辞めてもいい人の特徴

結局のところ、私は正社員を辞めていいの?

結論、以下に該当する人は正社員を辞めてもいいでしょう。

  • 年齢が若い人
  • 十分に資産がある人
  • 副業で十分に収入がある人
  • 心身が疲れきっている人
  • パート・契約社員になっても生活できる人
  • 退職後にやることが明確に決まっている人
  • フリーランスや個人事業主でも稼げるスキルがある人
  • 家族に十分な収入や資産があり正社員を辞めることを了承してくれる場合

あなたが該当するかチェックしてみてください。

年齢が若い人

20代前半など年齢が若い人は、一度正社員を辞めても大丈夫でしょう。

若ければ再就職しやすいからです。

また正社員に戻りたくなっても、第二新卒枠で再就職できる可能性があります。

佐藤誠一

ただし「なぜ一度、正社員をやめたのか?」は面接で説明できるようにしておきましょう。

「なんとなく辞めた」「つまらなかったから辞めた」などネガティブな退職理由だと、すぐ辞める人に見えて再就職が難しくなってしまいます。

十分に資産がある人

十分に資産がある人は、正社員を辞めても大丈夫でしょう。

生活していけるからです。

「1年休もう」と思うなら、最低でも400万円以上の貯蓄が必要です。

ただし、一生分の生活費がない場合は再就職する可能性があります。

くりかえしですが「なぜ一度、正社員をやめたのか?」は面接で説明できるようにしておきましょう。

副業で十分に収入がある人

すでに副業で生活費以上の収入がある人は、正社員を辞めても大丈夫でしょう。

ただし、収入が不安定な副業の場合は注意が必要です。

「収入が下がっても生活していけるか?」など慎重に判断してください。

心身が疲れてきっている人

心身が疲れきっているなら、一度やめて休みましょう。

一番大切なのは、あなたの心と体だからです。

心身を壊してしまうと再就職が難しくなります。
無理だと思ったら退職を検討してみてください。

パート・契約社員になっても生活できる人

パートや契約社員になっても生活していける人は、正社員を辞めてもいいでしょう。

例えば以下のような人です。

  • 配偶者や家族に十分な収入がある
  • 実家暮らしなので収入が少なくても生活していける

ただし、いずれ生活が破綻する恐れがあるなら、正社員を続けることも検討してください。

退職後にやることが明確に決まっている人

退職後のやることが明確に決まっている人も、正社員を辞めてもいいでしょう。

  • 友人と起業する
  • 個人で大きな仕事を受注した

ただし、不安なら「副業でできないか?」も考えてみてください。

正社員を続けながらできることなら、辞めなくてもいいかもしれません。

フリーランスや個人事業主でも稼げるスキルがある人

フリーランスや個人事業主でも稼げるスキルがあるなら、正社員を辞めてもいいでしょう。

具体的には、以下のスキルがあるならフリーでも生活できる可能性があります。

  • 代理店
  • ライター
  • 動画編集
  • 営業代行
  • プログラミング
  • Webデザイナーなど

ただし、個人で稼ぐには営業力が必要です。

どんなにスキルがあっても、仕事をもらえなければ稼げません。

家族に十分な収入や資産があり正社員を辞めることを了承してくれる場合

親や配偶者が資産家・高収入で、かつ、あなたが正社員を辞めてもずっと養ってくれるなら、正社員を辞めてもいいでしょう。

ただし、了承を得られない場合は後でトラブルになることがあるので注意してください。

正社員を辞めない方がいい人の特徴|慎重に検討しよう

正社員を辞めない方がいい人の特徴

反対に、正社員を辞めない方がいい人ってどんな人?

結論、以下に該当する人は、正社員を辞めるのはおすすめしません。

  • 休職できる人
  • 部署異動できる人
  • 就職して一年未満の人
  • 退職後のビジョンがない人
  • まだ誰にも相談していない人
  • 社員寮に住んでいて実家に戻れない人

こちらもひとつずつ解説するので、慎重に検討してください。

休職できる人

会社を休職できる人は、焦って正社員を辞めない方がいいでしょう。

まずは休職してから、本当に辞めるか冷静に考えても遅くないからです。

焦って辞めてしまうと、再就職が困難になる恐れがあります。
まずは休職できるか確認してみてください。

部署異動できる人

社内で部署異動できる人は、すぐに正社員を辞めない方がいいでしょう。

部署異動すれば辞めなくて済むかもしれないからです。

転職は転職先が合わない、一から人間関係を作り直さなければいけないなど、リスクが高く手間がかかるため、異動できる方は社内で環境を変えましょう。

例:営業がきついから辞めたい→総務に異動する

正社員を一度辞めてしまうと、また就活しなければいけないので慎重に考えましょう。

就職して一年未満の人

今の会社に就職して一年未満の人は、慎重に検討しましょう。

一年未満で退職すると、次の転職が不利になるからです。

企業は「長く働いてほしい」と思っています。
なので「すぐ辞める人」は採用したがりません。
短期間での転職は企業にとって採用のリスクが高くなってしまいます。

佐藤誠一

どうしてもすぐ辞めたい人は、転職エージェントのキャリアアドバイザーに相談しながら判断するのがおすすめです。

退職後のビジョンがない人

退職後のビジョンがなく、勢いで辞めるのはおすすめしません。

以下のトラブルになることがあるからです。

  • お金がなくなって生活できなくなる
  • 慌てて仕事を探してミスマッチになる

もし次の転職活動をする場合、退職理由を答えにくくなるデメリットもあります。

なんとなく辞めたいから辞めるのではなく、退職した後にどうするか考えておきましょう。

まだ誰にも相談していない人

まだ誰にも相談していないなら、辞めるのはおすすめしません。

もしかしたら、誰かに相談したら辞めずに済む解決策が見つかるかもしれないからです。

まずは家族や友人に相談してみて、本当に辞めるしかないか考えてみましょう。

相談する人がいない…

という人は、転職エージェントのキャリアアドバイザーに相談してもOKです。

社員寮に住んでいて実家に戻れない人

社員寮に住んでおり、なおかつ辞めても実家に戻れない人は慎重に検討してください。

社員寮に住んでいると、退職時に寮を出ないといけないからです。

実家にも戻れず、引っ越し資金もないと住むところがなくなってしまいます。

佐藤誠一

次の転職先を決めてから辞めるなど、計画的に行動しましょう。

正社員を辞めたいけど『辞めたい』と言えない場合

辞めてはいけない仕事はありません。

たとえ、あなたが辞めると会社が回らなくなってしまうとしても、あなたの人生はあなたのものです。

会社のため、社員のために人生を捧げる必要はありません。

だからこそ、あなたは辞めたい会社は辞めて、自分のやりたいことをやるべきですが、そうは言っても、「こんな理由で辞めたいなんて許されるのかな?」と気になる人もいるでしょうから、スムーズに退職を伝える方法を確認しておきましょう。

『辞めたい』と言えない場合は次の転職先を決めておく

スムーズに退職を伝える方法を知りたい…

結論、働きながら転職活動して、次の仕事を決めておきましょう。

次の仕事が決まっていれば「辞めます」と言いやすいからです。

正社員・アルバイト・派遣を問わず、まずは転職活動を始めましょう。

正社員を辞めてすぐに転職活動をするなら転職エージェントがおすすめ

転職エージェントを利用する一般的な7つのメリット

  1. 求職者は転職エージェントを無料で利用できる
  2. 非公開の求人に応募が可能
  3. 非公開求人数が約80%
  4. 採用までのスケジュール調整を転職エージェントがやってくれる
  5. 面接日程や給料面・入社時期などの調整も可能
  6. 企業の社内の雰囲気・裏情報を知れる
  7. 履歴書や職務経歴書の使い回しが可能
  8. 転職について相談できる人ができる
  9. できるだけ早く転職したいなら大きなメリットになる

正社員を辞めたい人におすすめの転職エージェント

リクルートエージェント

リクルートエージェント
リクルートエージェントの特徴
  • 転職支援実績NO.1の転職エージェント(※)
  • キャリアアドバイザーの提案力に定評がある
  • 公開・非公開を合わせて約70万件以上の求人を保有

 

『リクルートエージェント』は、転職支援実績NO.1の転職エージェント(※)です。
※2022年6月時点、厚生労働省「人材サービス総合サイト」における有料職業紹介事業者のうち無期雇用および 4ヵ月以上の有期雇用の合計人数(リクルート集計)

 

リクルートエージェントの注目すべき特徴は「キャリアアドバイザーの提案力に定評がある」点でしょう。

 

あなたの気づいていない価値を見つけ出し、活かせる転職先を紹介してくれ、採用担当者にあなたのことを売り込んだり、入社後の条件を交渉したりすることを得意としています。

 

サポート力には定評があるため、「自分自身を売り込むのが苦手」「年収などの条件交渉を代行してもらいたい」といった人におすすめです。

 

サービス名 リクルートエージェント
運営会社 株式会社リクルート
公開求人数 382,338件
非公開求人数 334,322件
対応地域
東京、名古屋、大阪、福岡など全国/海外
公式サイト
※2024年4月15日現在

 

【リクルートエージェントの口コミ・評判】

模擬面接を通して「何をメインに伝えたらよいか」「企業側はどういう考えか」など、本番の面接で役に立ったことを学べました。

引用元:ご利用者の声|リクルートエージェント

職務経歴書の添削を丁寧にしていただき、各企業に精通した担当者からのアドバイスが、とても参考になりました。

引用元:ご利用者の声|リクルートエージェント

 

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doda

doda

dodaの特徴
  • 圧倒的な求人数
  • 顧客満足度No.1を獲得
  • 直接応募も可能

 

dodaは、圧倒的な求人数と顧客満足度の高さが特徴の転職エージェントです。

 

保有求人は公開・非公開合わせて20万件超(※1)と多数で、キャリアカウンセリングを受けられる拠点は全国に12ヵ所あり、大手エージェントの中でも有数の規模を誇ります。

 

また、顧客満足度ランキングで1位(※2)を獲得した実績もあり、手厚いサポートと質の高い求人紹介に期待できるでしょう。

 

dodaでは、転職エージェントを介した応募のほか、気になる求人に自分で直接応募できる機能も備えられています。さらに、企業から直接スカウトが届くサービスもあり、自分に合った方法で転職活動を進められるのも魅力です。

 

(※1)2023年3月時点の求人数
(※2)2024年オリコン顧客満足度調査 「転職エージェント 20代」で1位

 

サービス名 doda
運営会社 パーソルキャリア株式会社
公開求人数 241,469件
非公開求人数 37,762件
対応地域
東京、名古屋、大阪、福岡など全国
公式サイト
2024年4月15日時点

 

【dodaの口コミ・評判】

初めての転職におすすめ
初めての転職で使用しました。最初はdodaさんではないところを使っていたのですが求人が最初来たきり紹介がなく他も利用しようと思いdodaさんを登録。エージェントも登録し担当についてくれた方がとても熱心でした。コロナ禍で書類通過率はかなり悪かったですが絶えず求人紹介を頂けましたし、転職活動を進めるにつれ書類通過率も上がってきました。他サイトの口コミなどであるように専門性には欠けるかもしれませんが初めてで右も左も分からない方にはおすすめです。在職中で忙しい人もlineでやりとりできますし、職務経歴書や志望動機などもざっくりした文章でも添削と調整をしてくれてサポートはかなり手厚いです。

引用元:doda/デューダの口コミ・評判

こちらの不安や要望に適した丁寧な対応に満足でした
印象的なテレビCMのキャッチコピーに背中を押されて、登録をしました。
担当の方は、とても穏やかで丁寧な対応をしてくださいました。
求人情報に関しても、こちらの要望に沿うように、繰り返し複数求人をご紹介くださいました。
また、私が職選びや面接や転職後のことで抱える不安や疑問にも一つ一つ答えて下さり、大変心強かったのが印象的でした。レスポンスに関しては、まれに時間がかかることもありましたが、全体的に満足しています。
おかげさまで無事に転職もでき、最後まで面倒を見てくださった担当者様には大変感謝しております。

引用元:doda/デューダの口コミ・評判

 

 

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マイナビエージェント

マイナビエージェント
マイナビエージェントの特徴
  • 20~30代の転職に強み
  • きめ細やかなサポートに定評あり
  • 夜間・土曜日にも相談可能

 

マイナビエージェントは、はじめて転職する方におすすめの転職エージェントです。

 

キャリアアドバイザーの徹底したサポートに定評があり、ヒアリングに力を入れた面談を経て、希望条件に合う求人を紹介してもらえます。

 

応募書類の添削や模擬面接などにも対応してもらえるため、安心して転職活動に取り組めるでしょう。

 

保有求人数は7万件超(※1)あり、特に20~30代向けの求人を多く取り扱っています。

 

また、平日夜間は20:30まで、土曜日は9:30~17:30まで営業(※2)しているため、都合のいい時間に相談できることもメリットです。

 

(※1)2024年4月15日時点の求人数

(※2)店舗によって異なります。詳しい営業時間は各店舗に確認してください。

 

サービス名 マイナビエージェント
運営会社 株式会社マイナビ
公開求人数 71,822件(※1)
非公開求人数 14,493件(※1)
対応地域
東京、名古屋、大阪、福岡など全国/海外
公式サイト

 

【マイナビエージェントの口コミ・評判】

大変お世話になり感謝しております。もし知り合いで転職を考えている方がいればぜひ紹介させて頂きたいです。大変お世話になりありがとうございました。初回の面談からしっかりと聞き取りいただき、合致する求人を紹介頂きました。こまめにフォローを頂き、質問に対すても素早く返答頂きました。また常に的確にハッキリと根拠に基づくアドバイスを頂き、とても頼りにさせて頂きました。ありがとうございました。

引用元:転職成功事例|マイナビエージェント

マイナビエージェントを利用させて頂いたことで、転職という自分の人生の転機に力になって頂き、非常に感謝しております。間違いなく自分ひとりでは何をしたら良いかもわからず、現職でただただ働き続けていて、動き出すことが出来ていなかったと思います。転職に際してどう動いたら良いかを丁寧に教えて下さり、より自分に合った求人をたくさん提供頂いたこと結果が、自身の満足のいく転職先の決定に繋がったと思っております。ひとりひとりにしっかり寄り添って提案頂けるとても良いサービスだと感じました。キャリアアドバイザーには初めてお会いしてから長い時間になりましたが、定期的に気にかけて下さり、私の希望条件もしっかり加味してフォローをして頂き、本当に感謝しております。

(後略)

引用元:転職成功事例|マイナビエージェント

 

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正社員を辞めたあとに新しい会社に転職する流れ

次の仕事に転職する流れも知っておきたいな。

次の仕事が正社員以外であっても、正社員であっても、転職する流れやコツを知っておきましょう。

ひとつずつ解説します。

基本は働きながら転職活動した方がいい

先ほどもお伝えしましたが、基本的には働きながら転職活動しましょう。

理由は以下の5つです。

  1. 収入が途絶えないから
  2. 空白期間ができず転職活動が有利だから
  3. じっくりと理想の求人を探せるから
  4. 税金や健康保険などの手続きを会社に任せられるから
  5. 「辞めます」と言いやすいから
佐藤誠一

特別な事情がない限りは、働きながら次の仕事を探しましょう。

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ボーナス支給が近いならボーナスをもらってから辞めるのも手

ボーナス支給日が近いなら、あえてボーナスをもらってから退職するのもおすすめです。

次にどんな仕事をするにしても、まとまった資金がある方が良いからです。

ボーナスをもらってから上司に退職を申し出るのが良いでしょう。
いろいろ言われるかもしれませんが、退職は個人の自由ですし、社員でいるうちはボーナスを受け取る権利があります。

特に「引っ越しをする」「スモールビジネスを始める」など、まとまった資金が必要な場合は、ボーナスをもらってから辞めることも検討しましょう。

有給休暇が残っているなら消化する

もし有給休暇が残っているなら消化しましょう。

有給休暇中に転職活動できるからです。

次の仕事が何であれ、まとまった時間があると動きやすいものです。

佐藤誠一

特に「今まで忙しくて有給を使えなかった」という人は、ここで有給を活用しましょう。

今後のビジョンを考える

当然ですが、辞める前に今後のビジョンを考えておきましょう。

仕事を辞めたい気持ちは強いけど、次に何をするかまで考えてない…

という人は、転職エージェントのキャリアアドバイザーに相談するのもおすすめです。

無料でヒアリングしてくれて、次の仕事の選択肢をアドバイスしてくれます。

求人を探す

今後のビジョンを考えたら、求人を探していきましょう。

正社員・正社員以外を問わず、以下で求人を探せます。

  • SNS
  • 派遣会社
  • Wantedly
  • 転職サイト
  • ハローワーク
  • 転職エージェント
  • 友人・知人の紹介など
佐藤誠一

具体的な求人があった方が、次の仕事のイメージがわきやすいです。

履歴書と職務経歴書を作成して応募する

アルバイト・パート・正社員を問わず、履歴書と職務経歴書を作成しましょう。

履歴書には志望動機や自己PRを書きますが、コツは以下のとおりです。

  • 志望動機:応募する会社をよく調べて興味をもった点を志望動機にする
  • 自己PR:応募する企業が興味をもちそうなあなたの強みをアピールする

例えば、営業職の正社員を辞めて、アパレル販売のアルバイトに応募する場合は以下のとおりです。

  • 志望動機:以前から貴社の商品が好きで売ってみたいと思ったため応募しました。
  • 自己PR:前職は営業職なので売上に貢献できると思います。

面接を受ける

書類選考を通過したら、面接を受けましょう。

退職理由を聞かれたら、ポジティブに答えるのがコツです。

◯◯◯◯に挑戦したかったのですが、前職ではできなかったため退職することにしました。
調べたところ、御社では◯◯◯◯ができるため挑戦してみたいです。

「前職はきつかったから」「前職は給料が安かったから」などネガティブな退職理由はNGです。

ポジティブな退職理由で印象を良くしましょう。

内定→転職

内定が出たら、慎重に検討して内定承諾しましょう。

あなたが内定承諾するまで入社は決定しないため、数日は考える時間があります。

内定が出てから、本当に今の会社を辞めるか最終判断をしてもOKです。

正社員を辞める時の退職手順

正社員を辞める時の退職手順

今の会社を辞める手順も知っておきたいな。

念のため、退職の手順も知っておきましょう。

やり方を間違えるとトラブルになることもあるので注意してください。

こちらもひとつずつ解説していきます。

直属の上司に退職を伝える

あなたの直属の上司に退職することを伝えましょう。

このとき「辞めます」という決定事項だけを伝えると、引き止められにくいです。

「退職しようと思っているんですが…」とあいまいな伝え方をすると、相談だと勘違いされて退職する旨が伝わらないことがあります。
そのため「辞めます」とハッキリ伝えるのがコツです。

退職日の決定

退職が受理されたら退職日を決定します。

一般的には就業規則に書かれている退職までの期間が適用されます。

一般的には1ヵ月で辞められる会社が多いですが、稀に3ヵ月かかる会社もあります。
事前に就業規則を確認しておくことをおすすめします。

退職手続きを進める

次に退職手続きを進めていきます。

一般的には以下の手続きがあります。

  • 退職書類を書く
  • 返却物をまとめる
  • 顧客の挨拶回りなど

引き継ぎを進める

引き継ぎ業務も進めていきましょう。

後任者に業務を引き継ぐ際は、あらかじめデータにまとめておくのがおすすめです。

佐藤誠一

口頭で伝えると、退職後も連絡がくるかもしれません。
そのため、データにまとめておく方が良いでしょう。

円満退職を目指す

くれぐれも円満退職を目指しましょう。

その方が気持ちよく辞められるし、今後、今の会社と縁があるかもしれないからです。

「以前に勤めていた会社とビジネスの関係になった」というケースはけっこうあります。
例えば、コンサルタントで独立して、前職の会社のコンサルティングをする人もいます。

モメて辞めると誰も得をしないので、円満退職を目指しましょう。

これから正社員を辞める方へ|辞める前に少しでもストレスを減らす考え方

今の職場でストレスがなくなれば、それが一番ですよね。ここからはストレスをなくすための考え方、セルフコントロール術をご紹介します。

正社員以外の選択肢を持つ

先に述べたように、「正社員でいなきゃ」と思うと、正社員でいたくなくなります。

だからこそ、常に心を自由な状態にしておくことが、ストレスを軽減するために効果的な方法です。
 
「仕事を続けてもいいし、辞めてもいい、転職もありだな」というように、常に選択肢をいくつも持っておきましょう。

「仕事を辞めちゃダメ」のスパイラルにはまると、次第に仕事を続ける選択肢しか持てなくなります。

アルバイト・派遣社員

しかし、実際には仕事を辞めてアルバイトをしたって生きていけますし、実家に頼れるならニートになってもよいでしょう。

極論を言えば、ホームレスになったって生きていけている人はたくさんいます。もちろん、「仕事を辞めてホームレスになれ」と言っているわけではありません。
 
「○○はダメ」「△△という選択は能力のない人がすることだから、私はしない」などというように、何かを否定する行為がストレスを生んでいることに気づくべきだということです。

自分の人生にとって大切なことは、人から忍耐や根性、社会人としての能力を褒めてもらうことではなく、いつか自分が人生を終える時に、「いい人生だった」「楽しかった!」と自分で思えることではないでしょうか?

フリーランス

先ほどもふれましたが、スキルがあればフリーランスで生きていくこともできるでしょう。

ライターやプログラマーなど、今は在宅フリーランスで稼ぎやすい時代です。

佐藤誠一

もちろんスキルを身につける必要がありますが、本気なら勉強してみるのもおすすめです。

起業

思い切って起業する人もいます。

起業の例
  • フランチャイズに加盟する
  • 考えたビジネスモデルを形にする

もちろん起業にはリスクがありますが、覚悟をもって挑戦してみたい人には良いでしょう。

正社員を辞めたいのは甘え?

そのためには、今仕事を辞める選択肢がダメだとか、逃げるのはカッコ悪いと考えるのはナンセンスです。

また、心を自由にするテクニックとして、収入を分散する、つまりは副業をすることもおすすめです。

もし副業が禁止されている会社であれば、お金になる資格を取得するために勉強するのもよいでしょう。

資格の取得

「こっちでも収入があるから、正社員を辞めても大丈夫」「資格があるからいつでも再就職できるし、正社員を辞めても大丈夫」という考えは心を自由にし、ストレスをなくしてくれます。

不思議なもので、選択肢が複数あり、心が自由になると、今の仕事に対するモチベーションも上がりやすくなるので、職場でのストレスに悩んでいる人には、ぜひ選択肢を複数持つことをおすすめします。

人間関係に悩んでいる場合

職場での人間関係に悩んでいるのなら、「自分を変えられるのは自分だけ」という考え方をしてみましょう。

どんなに影響力のある人が働きかけても、他人の考えを変えたり、思い通りに操ったりすることはできません。

それは本当に不可能なことなのです。自分が考える理想に近づいてもらうために、誰かに働きかけることはできますが、その人が変わるか変わらないかは結局その人次第です。

上司に多くを求め過ぎない

例えば、「やる気のない後輩に仕事の楽しさを知ってほしいから、営業に連れて行く」という働きかけはできても、実際にその後輩がやる気を出すかどうかは本人次第ということ。

他人に影響を与えて変化してもらおうと思っても、結果を求めてはいけません。

「自分にできるのはその人の近くで輝き続けることだけだよ」と、ある映画の主人公は語っていましたが、まさにその通りです。

自分を変えられるのは自分しかいないので、自分にはどうすることもできない他人のことで悩むことはやめましょう。

やる気を作るテクニック

ここまでは、ストレスをなくすための考え方をご紹介してきましたが、ここからはやる気を作るためのテクニックをご紹介していきます。

「やる気を出したい」「モチベーションを保ちたい」と思ったら、やる気を作り出す源が何なのかを知る必要があります。

達成感

やる気を作り出す源とは、ズバリ『達成感』です。

やる気を失いやすい人は、難し過ぎる課題ばかりを自分に課し、それが達成できないことで落ち込み、自分を責め、結果的にモチベーションが低下していきます。

また、簡単過ぎる課題ばかりを自分に課している場合も同様で、課題を達成したとしても達成感を得られないので、モチベーションは低下していきます。

どちらにも言えることは、目標設定の仕方がうまくないということです。

高過ぎる目標は定めない

目標が高過ぎる人の例としては、「営業成績でトップになりたい」「仕事ができるやつだと思われたい」というようなものが挙げられます。

営業担当が5人いるとして、営業成績のトップになるためには、まず4位になることを目標にしなければなりません。

4位、3位といった順位を達成できていない人がいきなりトップを狙おうとすると、モチベーションの維持が困難になり、結果的にトップを狙うことはできなくなります。

「今月は5位じゃなくて4位だ! 次は3位だな」というように、小さな目標をたくさん作ることを心がけましょう。

低過ぎる目標は逆効果

逆に目標が低過ぎる人の場合、自分が達成できるギリギリの目標を設定する必要があります。

例えば、事務職をしていて「こんな簡単な作業誰にでもできる」と思っているのなら、「この量ならいつも3時間かかるから、今日は2時間半で終わらせる」というように、自分のベストを超える目標を設定しましょう。

仕事がこなせているからといって向上心を失うと、同時にモチベーションも失います。

正社員を辞めた人の体験談

正社員を辞めた人の体験談

実際に正社員を辞めた人の体験談を知りたいな。

ここでは「正社員を辞めて成功した人」「正社員を辞めて失敗した人」の体験談を紹介します。

正社員を辞めるのは良い部分だけではありません。

リスクもあることを知って、本当に正社員を辞めていきていくのか判断材料にしてみてください。

正社員を辞めて転職に成功した人の体験談

佐藤誠一

冒頭でもふれましたが、私は正社員をやめて、現在はフリーランスのWebライターをしています。
恐縮ですが、私の体験談を紹介します。

大手金融機関の正社員で営業職をやっていました。

ですが、もともと自由に働きたかったこともあり、独立を決意。

営業職をやってきたので、まずは営業代行で独立することにしました。

営業代行とは、商品を売ってほしい企業と業務委託契約を結び、商品が売れたらインセンティブをもらう仕事です。

ですが、この営業代行はそこまでうまくいきませんでした。

稼げなかったため、Webマーケティング事業をおこなうベンチャー企業に転職。

そのベンチャー企業では、以下のような業務を経験しました。

  • 法人営業
  • Web記事の作成など

このとき営業とWeb記事の作成ができるようになったため「独立できるのでは?」と思い、再び独立を決意。

自分で営業して案件を獲得して、現在はWebライターとして生計を立てています。

佐藤誠一

一度、独立には失敗していますが、ベンチャー企業で力をつけて再び独立してうまくいきました。
正社員を辞めて食べていくのは甘くありません。
最後まであきらめない覚悟が必要だと思いました。

正社員を辞めて転職に失敗した人の体験談

「正社員が合わない」と思っていたAさんは、勤めていた銀行を辞めることにしました。

次の仕事は何とかなるだろう…

と深く考えていなかったそうですが、これが甘かったそうです。

アルバイトを始めますが、どれも合わず短期で退職をくりかえしました。

正社員に戻ることも考えましたが、短期離職をくりかえしたことでなかなか内定をもらえません。

結果的にうつ病になってしまい、さらにブランクが空いてしまいました。

Aさんはもう現在40代ですが、今も給料が低い非正規の仕事で働いています。

無計画に辞めたことと、きちんと自己分析をしなかったことが失敗の原因です。
どんな働き方をするのも自由ですが、自己分析して計画的に行動していきましょう。

正社員を辞めたい人によくある質問や悩み

最後に、正社員を辞めたい人によくある質問や悩みに答えていきます。

責任感が強くて辞めたくても辞められないです

責任感が強い人ほど、辞めたくても辞められないケースが多いです。

以下のように対策してみてください。

  • 友人・知人に客観的な意見を聞く
  • キャリアアドバイザーなど第三者に相談する

会社に対して責任を負うのは、根本的には経営者の仕事です。

なので、あなたがそこまで責任を感じる必要はありません。

労働者には退職する権利があります。

当事者が雇用の期間を定めなかったときは、各当事者は、いつでも解約の申入れをすることができる。この場合において、雇用は、解約の申入れの日から2週間を経過することによって終了する。

引用元:WIKIBOOKS|民法627条1項

本当に辞めたいなら、次のビジョンを考えた上で辞めても良いでしょう。

20代で正社員を辞めてパートになるのはどうですか?

悪くはありませんが、目的を明確にしましょう。

「パートでなければいけない理由」があれば良いですが、そうでないなら他にもアルバイト・契約社員・派遣社員などがあるので検討するのがおすすめです。  

正社員からパートやアルバイトに転職して後悔することは?

一般的に後悔することは以下のとおりです。

  • 給料が下がる
  • 裁量権が少ない
  • 福利厚生がない
  • 有給休暇がない
  • 厚生年金に加入できない

これらのデメリットも理解した上で、本当に正社員を辞めるか検討しましょう。

正社員を辞めてフリーターになったらいくら稼げばいい?

最低でも生活に必要なお金は稼ぎましょう。

また、年収が下がる場合、辞めた翌年は正社員時代の高い税金を納めなければいけません。

納税資金を用意しておく必要もあります。

正社員を2年〜3年で辞めるのは早過ぎますか?

悪くはありませんが、可能であれば3年以上働くのがおすすめです。

3年以上働くと「継続できる人」とみなされて、転職が有利になるからです。

ただし、どうしても無理なら2年〜3年で辞めるのは仕方ないでしょう。
20代であれば転職できる可能性はあります。

30代以上の人は年齢が理由で転職活動に苦戦する可能性があります。

先ほど紹介した転職エージェントも活用しつつ、転職活動を進めるのがおすすめです。

正社員を1ヶ月〜3ヶ月で辞めるのは早過ぎますか?

次も正社員で転職する場合は早いです。

短期での離職であるため、次の内定はもらいにくいでしょう。

ただし、次がアルバイト・パート・派遣社員などであれば、そこまで気にされず仕事に就ける可能性はあります。

正社員を1日〜3日ですぐ辞めるのは早過ぎますか?

次も正社員で転職する場合は早いです。

転職活動しても内定はもらいにくいでしょう。

1〜3日で辞めたなら、履歴書に書かなくてもいいんじゃないの?

と思うかもしれませんが、経歴を書かないと経歴詐称になります。

佐藤誠一

バレた場合は内定を取り消されることもあるので、正直に書きましょう。

正社員をすぐ辞めたい場合はどうすればいいですか?

基本的には次の転職先を決めてから辞めるのがおすすめですが、どうしてもすぐ辞めたい場合は上司に退職を申し出ましょう。

もし引き止められることがあれば、退職代行も検討してみてください。

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女性正社員から結婚して主婦になって辞めたいです…

パートナーが了承してくれるのであれば良いと思います。

ですが、パートナーがいない、了承がもらえない場合は慎重に検討しましょう。

正社員を辞めたいのに会社が辞めさせてくれない…

先ほどお伝えしたとおり、民法第627条第1項で退職が認められています。

どうしても辞めさせてくれない場合は、退職届を内容証明郵便で会社に送りましょう。

さらに、それでも辞められないなら退職代行も検討してください。

40代で正社員を辞めたいですが無謀ですか?

次の仕事があるなら問題ないと思います。

  • 起業する
  • フリーランスで稼ぐ
  • 副業を本業に切り替えるなど

くりかえしですが、無計画に辞めるのはおすすめできません。

40代でもアルバイトなどはできますが、収入が大きく下がります。

家庭がある人は、最低でも生活費は確保しましょう。

試用期間中の正社員ですが辞めたいです…

試用期間中であっても退職は可能です。

ただし、短期離職の経歴が残るのがデメリットです。

次の転職活動では「どうしてすぐ辞めたんですか?」という質問に答えなければいけません。
ポジティブに答えられないと採用されないでしょう。

くりかえしですが、次の仕事を決めてから退職するのがおすすめです。

できれば、在職中に転職活動を進めましょう。

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きついし無理だったのでもう正社員になりたくないですが甘いですか?

先ほどお伝えしたようなデメリットを許容できるなら良いと思います。

正社員を辞めるデメリット
  • 一時的に収入が下がる・なくなる
  • もう一度正社員に戻る時に大変
  • 社会的信用が低下する
  • スキルがないと転職活動も大変

例えば起業したり、スキルを身につけてフリーランスで食べていく方法もあるでしょう。

ですが、必ず稼げる保証がありません。

佐藤誠一

ビジネスの世界で成果を出せる自信がないなら、正社員の方が良いかもしれません。

転職の面接で「正社員を辞めた理由」はなんと答えればいいですか?

「やりたいことがあった」などポジティブに答えましょう。

「なんとなくイヤだったから」「責任が重かったから」などネガティブな答えは採用されにくいです。

「仕事ができないから」という理由で辞めるのは逃げですか?

しばらくやってみて、どうしてもその仕事ができないなら辞めてもいいと思います。

シンプルに向いてない可能性があります。

次はあなたに向いてる仕事に転職しましょう。

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職場環境はいいのに辞めたいのはダメですか?

以下の理由に該当するなら辞めてもいいと思います。

  • 他にどうしてもやりたいことがある
  • 家庭の事情で仕事を続けられない

そうでないなら慎重に検討しましょう。

働きながら転職活動してみたり、キャリアアドバイザーに意見を求めてもOKです。

上司に仕事を辞めると言った後にやっぱり続けるのはアリ?

退職が受理されなければ問題ありません。

ただし、社内の人間関係には注意が必要です。

一度「辞める」と言ったため、ネガティブにとらえる人がいます。

重要人物には「どうして残ることにしたのか」をきちんと話しておくと誤解されないでしょう。

仕事を辞めてバイトしながら資格の勉強をするのはアリ?

どうしても取得したい資格であればOKです。

ただし「何か資格がほしいから」など漠然とした理由であれば、あまりおすすめしません。

以下も考えてみてください。

  • その資格を取得して何をしたいのか?
  • 正社員の仕事をしながら資格を取得できないか?

正社員からアルバイトになった場合の税金はどうなりますか?

変わりません。所得税と住民税がかかります。

年の途中で正社員→アルバイトになった場合は、合算して確定申告が必要です。

退職した会社から源泉徴収票をもらって確定申告しましょう。

長年勤めた会社を辞める勇気がありません…

以下を書き出してみましょう。

  • 辞めなければいけない理由
  • 躊躇する理由

例えば、躊躇する理由が「長年お世話になったから」など感情的なものであればドライな判断も必要になるでしょう。

義理を感じるのは大切なことですが、あなたの一生をささげるほどの価値があるでしょうか?

佐藤誠一

どうしても判断がつかない場合は、友人・知人など第三者に相談してみましょう。

正社員の仕事を辞めたら逃げ癖がつきませんか?

必ずしも逃げ癖がつくとは限りません。辞める理由によります。

例えば「なんとなくイヤだから」「なんとなくつまらないから」など漠然とした理由だと逃げ癖がつくかもしれません。

ですが「どうしてもやりたいことがあるから」「キャリアチェンジしたいから」などポジティブな理由であれば逃げではなくステップアップになるでしょう。

まとめ|正社員の仕事を辞めたい場合は退職して後悔しないようによく考えよう

本記事では正社員辞めたい方に向けて、会社を辞めたいと感じた時の対処法について解説しました。

心を軽くするために難しい考えは必要ありません。ちょっとしたコツを知っているかどうかが重要なのです。

正社員でいることにストレスを感じ、辞めてしまいたいと思っている方は、ぜひ今回の記事でご紹介した方法を試してみてくださいね。

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CAREERUPSTAGE編集部

転職サイトやエージェントは何を選ぶかではなく、『どう使いこなすか』にフォーカスしたWEBメディア。株式会社アシロの転職メディア編集部による、転職エージェントの賢い『使い方』とキャリアアップ実現の方法論を解説。