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転職活動の面接の流れと抑えておきたい基本的なマナー

転職活動の流れ
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転職を成功させるためには、最終的に面接を成功させなければならなく、いかに採用側へ好印象を与えるかが採用の鍵になります。

そのため転職を希望される方の多くの方が、当日の流れを想定した上で、面接に相応しいマナーや、面接官から受ける質疑応答の練習を行っているでしょう。

今回の記事では、当日の流れに沿った面接のマナー、面接官からよく聞かれる質問とそれに対する回答方法についてまとめました。

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この記事に記載の情報は2021年04月01日時点のものです

転職活動の面接当日の流れと基本的なマナー

まず転職活動の面接のマナーを、当日の流れに沿って説明していきます。

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受付:到着時間は5分~10分前

まず、携帯電話がマナーモードに設定されている確認した上で、面接会場へ向かいましょう。面接当日は、余裕を持った行動が大切ですが、早く会場に着きすぎるのもマナー違反です。

受付には5分前~10分前の到着が好ましいと言われておりますが、早く到着した場合は喫茶店かどこかで、服装の乱れがないか再度、確認しながら時間を潰してください。
 

待機中

受付を済ませたら、案内人から待合室へ案内されるでしょう。待合室ではコートを脱ぎ、片手で持った状態で、名前が呼ばれるのを待ちます。名前を呼ばれたら大きな声で「はい」と返事してください。

荷物に関しては待合室に置いていく場合と面接室に持っていく場合に分かれますが、何も説明がない場合は案内人に確認しましょう。また、カバンの口は閉じているか再度、確認してください。
 

入室から着席まで

面接室に入る際は、ドアを2回叩き、面接官から返答があったら、「失礼いたします」と入室します。ドアを閉める際には、面接官にお尻を向けないことと、音を立てないようにドアを閉めることに気を付けてください。また、後ろ手でドア閉めるのはマナー違反です。
 

着席

入室したらドアの付近で、手をおへそに置きながら軽くお辞儀をします。そして椅子まで進んだら、椅子の横で、「アシロ太郎(フルネーム)です。本日はよろしくお願いしいたします」と45度の角度でお辞儀してください。

面接官から「おかけください」と言われて初めて着席をします。荷物は椅子の横に立てておきますが、コートは素早く畳んで荷物と一緒に立てかけましょう。
 

着席時の姿勢


着席する位置は、奥から数えて拳一つ分の位置に着席するのが好ましく、背筋は伸ばしたまま、顎を引いた状態を保ちます。女性の方は、膝とかかとをつけた状態のまま、手の平を重ね膝の上に置いてください。

男性の場合は、膝はやや開いた状態で、こぶしを軽く握ったまま膝の上に置きましょう。
 

面接中

面接中は、相手の目をみながら、笑顔をベースに面接官の表情に合わせ、話の内容がシリアスな時は真剣な表情で合わせると良いでしょう。また、貧乏ゆすりや足し組み、歯ぎしりなどは好ましくありません。無意識の内に癖で出る方がいるので気をつけましょう。
 

面接完了後

面接官が面接終了の合図を出したら、まず「本日は、お忙しいころありがとうございました。」と着席した状態でお辞儀をします。そして席の左横に立ちながら「どうぞよろしくお願いいたします。」とお辞儀をしますが、この時のお辞儀の角度は45度です。

出口のドアの近くまで来たら、再度、失礼いたしますと軽くお辞儀をして、退出しますが、ドアを開く際に、後ろ手にならないことと、面接官にお尻を向けないように注意してください。また、ドアを閉める際は音をたてないようにしましょう。
 

会社を出るまでが面接中の緊張感を保つ

面接室を退出したからと言って面接が終わったわけではありません。会社の外に出るまでが緊張感を持って、社内の方々へ礼儀正しく接しましょう。
 

面接当日によくある質問と受け答え方

面接当日は、面接官と質疑応答を行いますが、新卒の頃の面接と転職活動における面接の内容は異なります。転職活動の面接でよくある質問と、答え方について確認していきましょう。
 

①転職に至った経緯・退職する理由

まず、転職活動の面接で必ず聞かれる質問が、転職を希望する理由であり退職をする理由です。
 

前職の悪口は口にしない

退職をする理由はそれぞれだと思いますが、前職に対する不満から退職を希望される方は多いでしょう。しかしながら、馬鹿正直に前職に対する悪い点を面接官に話すのは賢明ではありません。

企業側は採用コストに加え、中途採用者を教育する期間に発生する人件費を見込んで採用を決めます。そのため面接官は、応募者が入社した場合、会社に馴染めるのか、入社直後に退職しないかどうか面接を通してチェックしているため、前職に関する悪い点は口にしないべきなのです。
 

ポジティブな内容に繋げる

新しい職種へチャレンジしてみたい、仕事の幅を広げることでキャリアアップしたいなど前向きな姿勢を提示しましょう。
 
【関連記事】
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②弊社を希望された理由

面接官から「弊社を希望された理由」について聞かれますが、これは自身の転職先でトライしたい仕事内容と、応募先の業務内容に繋げられる回答ができると好ましいです。また、事前に応募先の会社の企業理念、経営方針と自身の性格を照らし合わせて、合致する点を答えてみましょう。

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③入社後にやってみたい仕事とは

入社後に取り組んだみたい仕事に関しては、未経験の職種、または業務内容が含まれる求人の場合は、その点について言及してください。

同じ職種へ転職を希望される場合の回答例としては、「弊社の業務内容を通じて専門性を深めてみたい」、「仕事の裁量を増やしてみたい」、「専門的な業務だけでなく部下の管理や同部門の人間を引率してみたい」など将来的なキャリアに繋がる内容が良いでしょう。
 

④前職の仕事内容

前職の仕事内容に関しては、聞かれたことに関してはそのまま答えるべきですが、できれば応募先の業務内容に繋がる回答をしてください

また、専門性の異なる仕事内容に関してもその仕事を通して何を学んだのか、ビジネスマナー、タスクの管理方法、部下の指導など職種に限らず社会人として必要な経験、スキルについて答えられるとなお良いです。
 

⑤自身の得意とする仕事上のスキル

自分の得意とするスキルに関しては、専門的なスキルから、社会人共通に言える仕事のスキルについて回答するのが良いでしょう。
 

行き過ぎた自己PRに注意する

また、気を付けるべき点としては、自身を過度にPRすることは逆効果だということです。面接は、面接官としてのコミュニケーションであり、一方的に自身をPRすると社会人としての常識を疑われかねません。

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⑥仕事に取り組む姿勢

どのようなスタンスで仕事に取り組んでいるのか、この質問に関しては、日頃、新しい仕事を学ぶ上で気を付けている点、効率的に業務を追行する上で気を付けている点などについて説明すると良いでしょう。

例えばですが、わからないことは教えてもらう際は、事前に調べた上で、指導者へどこがわからないのか簡潔にわかりやすく伝えているなど、転職先では新しく教えてもらう業務もあるので、教えてもらう姿勢について答えることは好ましいと思います。

また作業の効率化を図るためにタスクの管理表を作成している、共同で行う業務に関しては、他の人の仕事が遅れないようにタスクに優先順位をつけているなど、生産性の高い人材であることをアピールできると面接官にとって好印象でしょう。
 

⑦他に面接を受けた・または予定している会社

他に面接を受ける会社に関しては、正直に答えましょう。注意点としては他の会社に関する悪口を伝えないことです。また応募先の企業の職種に一貫性がないと悪い印象を与えかねません。

内定を貰った会社に関して聞かれると思いますが、すでに内定を貰っている場合は、「内定を貰っておりますが、貴社への入社を希望しています」と答えると良いでしょう。
 

⑧質問はございますか

質問の終わりに、「質問はございますか」と聞かれると思いますが、必ず事前に幾つか質問する内容を用意しておいてください。入社後に携われる仕事はどのようなものか、面接を通して感じた不明点などを質問するといいでしょう。

また、給料や待遇面に関する質問ばかりするのは好ましくないので、複数ある内の一つに留めておいてください。

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受け答えに対する注意点

受け答えに関する注意点としては、
 

  • ぎこちない敬語に注意する

  • 抑揚つけた話し方を心がける

  • 端的にわかりやすく答える

 
上記の3点に気を付けてください。また、簡潔にわかりやすく伝えるためには、結論から話す習慣を日頃から心がけるといいでしょう。
 

志望動機と自己PRを固めておく

また、面接では思ってもみなかった質問を受けることがありますが、全ての質問に用意周到で挑むことはできません。柔軟に対応するためには、志望動機、自己PRの内容を固めることです。

どうして転職したいのか、自身の強みはどういったものかを確認した上で、転職エージェントと一緒に、志望動機、自己PRの内容考えてみるのが良いと思います。
 
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転職活動の面接前に確認しておくべきこと

最後に転職活動の面接前に、事前に確認しておきたいことについて説明していきます。
 

面接の流れを練習する

まず、当日の流れを踏まえて面接の練習を行うにあたり、第三者に面接官の役をやってもらいながら、練習の風景を撮影しましょう。立ち振る舞いや話し方など不自然な点はないかを客観的に見直すことができるからです。

また、練習相手がいない方は鏡に向かって練習するか、転職エージェントを活用すると良いでしょう。
 
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服装

面接の合否は、第一印象で半分が決まると言われております。そのため、面接官に好印象を与える服装やビジュアルを心がけるべきです。
 

男性

男性の場合、スーツは紺色かグレー、シャツは白色が好ましく、濃い目の色のネクタイで合わせると良いでしょう。派手な柄のネクタイや、喪服を連想されるため黒色のネクタイは控えてください。また、靴に関しては黒色のものに、黒色か紺色の靴下で合わせるといいでしょう。

髪型は、目と耳に髪があたらない程度の長さにしましょう。

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女性

女性に関しては、黒色か紺色、グレーのスーツに白のブラウスをインナーに、靴はパンブスで合わせるのが無難です。髪型に関しては、同様に目と耳が髪で隠れるのは好ましくありません。髪が長い人は、束ねたり、三つ編みにすることで、目と耳が隠れないようにしましょう。

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髪色の明るさ

また、髪の色に関してカラーリングは避けるべきですが、地毛が茶色の方に限っては履歴書にその旨を記載しておけば問題ありません。

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カバン

カバンに関しては、当日、書類が渡されても大丈夫なように、A4ファイルが収納できるサイズのカバンで、面接中に椅子の横に立てかけることができるカバンを用意しましょう。
 

持ち物

応募先で指定された書類等に加え、当日は、

  • 履歴書・職務経歴書

  • 筆記用具

  • 腕時計

  • ハンカチ

  • 印鑑

  • 財布

 
等を忘れないように、カバンの中身を確認しましょう。

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面接会場・面接時間の確認

余裕を持って行動するためにも、会場までどれくらいの時間がかかるのか、会場までの地図と面接時間は再度確認をします。電車が遅延することを見込んで、30分前に到着する時間の感覚で当日は行動するのが良いでしょう。
 
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まとめ

現在、転職活動中で面接を控えている方は、今一度、面接の流れを確認した上で面接におけるマナーを確認してください。転職活動中の方、または転職を希望されている方が、当コラムを参考にしていただけたらと思います。

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