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転職活動における面接の練習方法と質問への模範回答とは

転職活動の流れ
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転職活動において面接は最後の関門であり、面接を通過しなければ採用されません。そのため転職活動を通じて、面接に向けて面接の予行練習を行うのが一般的ですが、どのような練習を行うべきなのでしょうか。

今回の記事では転職希望者を対象に、具体的な面接の練習方法、面接の際における礼儀作法、面接官からの質問に対する受け答え方についてまとめてみました。
 

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この記事に記載の情報は2021年04月01日時点のものです

転職活動の面接の練習前の事前に行っておくべきこと

まず、面接の練習方法について説明する前に、そもそも面接が何故、行われるのかその理由と、面接官からの質問に答えるために事前に用意しておくべき事柄について紹介していきます。
 

面接の意味を知る

まず、面接とは、「自分という商品を売り込む場所」だと認識してください。企業側は多数の応募者の中から、自社の利益になるであろう魅力的な人材を厳選しなければなりません。

そのためには社会人としてのどのような実務経験や能力を培ってきたのかを伝えるのと同時に、その実務経験や能力がどのように活かされるのかを伝えるべきです。
 

履歴書では語れない部分を補う場

もちろん書類選考の段階で、すでに会社にとって利益をもたらすであろう人材を厳選されておりますが、面接ではさらに履歴書では語れない部分についてPRすることが必要になります。

その他、当日は服装や立ち振る舞いから社会人としてのビジネスマナーがチェックされており、選考基準の一つです。少しでも企業側にとって価値のある人材だと思われるように、自身のPRと同時に、ビジネスマナーのある人間だと面接官に印象づけなければなりません。
 

自己分析

面接の練習をするにあたり、志望動機、自己PRについて固めておく必要がありますが、そのためにはまず自己分析を行ってください。自己分析とは、自身の性格や社会人としてのキャリアを踏まえた上で自身の社会人としての能力の適性を、図る行為です。

どのような職務経験をしたのか、どのような技術を習得したのかを客観的な視点で見つめ直します。転職サイトを利用している方は、自己分析シートを利用して自己分析を行うことができますが、紹介会社へ登録している方は、担当のエージェントが自己分析を行ってくれます。
 

志望動機・自己PRを考える

自己分析を行った上で、志望動機と自己PRを考えていきますが、応募する求人によって内容を変えなければなりません。
 

ベースになる志望動機・自己PRを作成する

志望動機や自己PRを作成する上での注意点は、応募する会社の理念、方針、業務内容をベースに構成しないことです。

本来、転職する方は転職する目的を持っているものであり、自身の転職を希望する理由、職務経歴・能力をベースに、会社の業務内容、理念に合わせた志望動機と自己PRを作成しましょう。
 

全ての質問内容に想定しようと思わない

また、面接官の質疑応答の100%回答できるように入念に準備する方がいますが、全ての質問内容に想定することはできません。ベースになる志望動機、自己PRがしっかりしていれば、面接の際の受け答えに幅が広がるので、きちんと自己分析を行った上で、志望動機や自己PRを作成しましょう。
 

応募先の基本情報は抑えておく

また、会社ごとに志望動機、自己PRを作成する際にも必要になりますが、応募先の情報として「業務内容」、「募集している人材」、「会社の理念・方針」の3点は最低でも頭にいれておきましょう。
 

転職活動の面接の練習方法とは?

では、具体的な転職活動における面接の練習方法について解説していきます。
 

面接に好ましい受け答え方を知る

まず、面接官の質問に対する受け答え方について説明していきますが、面接において大事な点は限られた時間内に、自分をいかに知ってもらうかです。
 

端的かつ具体的でわかりやすい回答を心がける

そのためには、わかりやすく簡潔な回答をする必要があり、だらだらとした答え方はかえって社会人としての能力が低いと見なされます。「主語を明確にする」、「結論から話す」など日頃から、人に何かを説明する際は、内容を構造化する癖をつけてください。
 

抑揚をつけながら話すようにする

また、話す内容をわかりやすくするためにも、強弱をつけながら話すと内容が頭に入りやすくなるので、抑揚をつけて話すようにしましょう。そして、ぶっきらぼうな印象を与えないためにも表情にバリュエーションがあった方が好ましいです。

基本的には笑顔で受け答えするのが好まれますが、面接官が険しい表情をした際には多少、シリアスな表情で受け答えをすることをオススメします。
 

本番同様のシチュエーションを演出

面接当日は、どうしても緊張しがちですが、当日はリラックスして取り組むべきです。当日、緊張しないためにも練習の際は、本番、同様の緊張感を持ちながら取り組んでください。

本番のシチュエーションを演出するためにも、スーツの着用をしながら、第三者に面接官の役になってもらいながら練習を行いましょう。

もしお願いする人がいない場合は、鏡に向かって練習するのも一つの手段ですが、紹介会社へ登録している方は転職エージェントに面接官の役をやってもらいましょう。
 

質問・回答の映像を録画する

練習の目的は、面接の受け答え方を上達させるためであり、練習を重なる内に上達していかなければなりません。どこが改善点なのかを明確にするためにも、練習する際は録画してください。カメラがあることで緊張感が加わるのでプレッシャーへも強くなります。
 

日頃の仕草・癖に注意

人は誰しも無意識の内に行っている癖があると言われておりますが、内容によっては面接に適しません。足組みや貧乏ゆすり、歯ぎしりは失礼な行為と見なされるので、ビデオを通して自身の癖が何かを確認してください。
 

転職活動の面接の当日の流れを踏まえた練習

具体的な練習方法を踏まえた上で、今度は面接当日の礼儀作法について順追って解説していきます。
 

①入室から着席までの流れ

まず、入室から着席までの流れを、入室、着席に分けて確認していきましょう。
 

入室

まず入室する際は、ドアを2回ノックした上で、面接官から呼ばれてから入室してください。そしてドアを閉める際は、面接官にお尻を見せないようにしましょう。
 

着席

ドアから少し離れた場所で、「失礼いたします」とお辞儀をしますが、この時、手はおへその前で重ねてください。椅子の横で再び「よろしくお願いいたします」とお辞儀をしますが、この時のお辞儀の角度は45度です。面接官から「どうぞお座りください」と言われ着席をします。
 

②面接中

面接中の姿勢として、背筋を伸ばすことはもちろんのこと、背もたれからこぼし一つあけた状態で着席するのが好ましいです。また、先ほども申しましたが面接官の表情に合わせた表情をするように心がけてください。
 

③面接完了後

面接完了後は、席の横に立ち「ありがとうございました」とお辞儀しますが、この時のお辞儀の角度は45度です。そしてドアの前で再び「失礼いたします」とお辞儀をしますが、ドアを閉める際は面接官にお尻を向けないように気を付けてください。
 
 

転職活動の面接でよくある質問と受け答えの練習

転職活動の面接でよく聞かれる質問と、それに対する受け答え方について説明していきます。
 

退職・転職の理由

まず転職活動において必ず聞かれる質問が、退職・転職した理由です。前職の会社と上手く折り合いがつけられず退職する方は少なくないと思いますが、事実であってもネガティブな発言は避けてください。

面接官は、採用した場合、職場の環境に馴染めるかどうか、再び退職するのではないかを懸念しているため、その点について注意深く見ているからです。

社会人としてのスキルアップや、取り組んでみたい業務内容など、自身のキャリアプランに対して前向きな姿勢を押し出すことをオススメします。
 

志望動機

志望動機として、応募先の会社・職種を選んだ理由、入社後にやってみたい仕事などについて聞かれるのが定番です。
 

会社・職種を選んだ理由

会社を選んだ理由としては、今後のキャリアプランを踏まえた上で、経験したい業務内容、習得したいスキルが応募先の業務内容と合致していることを答えるのが良いでしょう。

同じ職種でも前職と比べて仕事の裁量が広く、チャレンジできる仕事の幅が広げられるなど、前向きな姿勢を見せるのが好ましいです。また、自身の仕事に対する姿勢と会社の理念、方針が合致している場合はその点についても押し出してみましょう。
 

入社後にやってみたい仕事

入社後にやってみたい仕事に関しては、今後どのようなキャリアを歩みたいかを話す必要があります。例えばですが、職種に関わる専門性が高く、今後、役職に就くにあたって部署を引率する経験がしたいなど、自身のキャリアにまつわる内容について答えられるといいでしょう。
 

前職の仕事内容

前職の仕事内容に関する質問に対しては、今までどのような姿勢で仕事に取り組んできたのかを答えるといいでしょう。

例え異業種・異業界への転職であっても、仕事を効率化させるためのタスクの管理方法や、部署全体の仕事が効率的に働くために工夫した点など共通して活用できる社会人スキルは多数あります。
 

自負している仕事上のスキル

自負している仕事上のスキルに関しては、同業種へ転職する場合は、その職種に関する専門性について答えましょう。また、異業種への転職に関しては、先ほどの内容と重複しますが社会人全般に必要される能力を押し出すのが好ましいです。

基本的なビジネスマナー、部署を統率する能力、他部署と連携を取りながら業務を勧める能力、事業の運営経験など、応募先の会社の業務内容に絡めて、自身の能力がどう活かされるのかを説明してみましょう。
 

仕事に対する姿勢

仕事をする上で、どのようなことを大切にしているのかは、人それぞれだと思いますが、どの業種にも共通して言える仕事の取り組み方について知っておくといいでしょう。
 

知らないことを学ぶ姿勢

例えば転職先では、新しく勉強しなおさなければならないことが多数あると思われますが、知らないことを学ぶ際に、
 

  • 事前に調べる

  • 教えてもらう際は謙虚さを忘れない

  • 一度、聞いた内容は忘れない

 
などの姿勢を持って取り組める社員は好まれるでしょう。
 

効率化を図るための工夫点

また、仕事を効率的に進めるために、
 

  • 自身のタスクの管理方法:目標の設置・数字化する

  • 部署全体の作業効率化を図るためにタスクに優先順位をつける

 
などの姿勢を持って取り組めると会社にとって有益です。
 

他に面接を受けた会社

また、面接では他に面接を受けた会社について質問されると思いますが、面接を受けた事実は正直に答えましょう。その際の注意点としては、他の会社の悪口は絶対に言わないことでください。求職者の誠実さを図るためにこの手の質問をする場合が多いからです。
 

質問はございますか

質問の最後に「質問はございますか」と聞かれますが、「ありません」と答えるのはNGなので絶対に事前に質問内容を幾つか用意しましょう。また、質問内容として、給与・待遇面に関する質問はあまり好印象を持たれないので、質問する場合は幾つかある質問の内の一つにしてください。

好ましい質問内容としては、「入職後、どのような仕事内容に携わるか」などを聞くと良いでしょう。

【参照】 
▶「採用人事が明かす|転職の面接でよくする質問とグッとくる逆質問集
▶「パターン別|転職面接の好印象な志望動機とNG志望動機ランキング
▶「転職の面接で退職理由を伝える時に気を付けるべき4つのこと
 

転職活動の面接前日に確認すべき事項

では最後に、転職活動の面接の前の日の確認事項について紹介していきます。
 

面接会場・面接時間

まず、当たり前ですが面接会場と面接時間は事前に確認しておきましょう。自宅から面接会場までにかかる時間を少し多めに見積もって換算してください。当日は、30分前に到着できるように余裕を持って行動しましょう。

また受付には5分前に到着することが好ましいので早く到着した場合は、別の場所で時間を潰すようにしてください。
 

当日の持ち物

当日の持ち物は、応募先によって異なりますが、一般的な持ち物として
 

  • 履歴書・職務経歴書(転職活動の場合はPCで作成する)

  • 筆記用具

  • 財布

  • 印鑑

  • 時計

  • ハンカチ

 
を忘れないようにしてください。
 

服装

ビジネスマナーのある人間だと思われるためにも、面接当日の服装には気を付けなければなりません。
 

男性

男性の場合は、以下の点に注意して当日の服装を整えてください。
 

 

スーツ

紺またはグレー

・インナーシャツ

・靴

黒または茶色

・靴下

黒または紺

 
髪型に関しては、染めるのはNGですが地毛が茶色の方は履歴書にその旨を記載しましょう。長さに関しては、目と耳が隠れない長さにセットしてください。
 

女性

女性に関しては以下の点に気を付けて服装を選びましょう。
 

・スーツ

グレー・紺・黒

・インナー

白のブラウス

・靴

パンブス

 
髪型に関しては、目と耳が髪で隠れないことを前提に長い人は束ねてください。カラーリングは基本的にNGですが、地毛が茶色の方は履歴書にその旨を記載しましょう。また、マニュキュア、アクセサリー類はつけないこと、メイクはナチュラルメイクを意識してください。
 

カバン

面接当日、面接官から書類、パンフレットが渡されることがあります。そのためA4サイズの書類が入る大きさの、椅子の横に立てかけることが可能なカバンを用意しましょう。
 
【参照】
▶︎「転職活動の面接において適切なスーツの着用方法と注意点
▶︎「女性の転職|好印象を持たれるスーツマナーと業界別着こなし術
▶︎「転職希望者は必見!面接に適切な服装とは?【男性編】
▶︎「転職活動の面接で相応しい髪型と服装を男女別に解説
 

本番は練習だという気持ちで取り組む

本番、当日は練習のつもりで、特に最初の数社に関しては、場数を踏むための練習台だと割り切ることをオススメします。その方が返ってリラックスした状態で受けられるため、採用される確率が高くなるからです。そのため優先順位の低い求人から順に面接を受けるようにしましょう。
 
参照:「初めての転職の面接準備で気を付けておくべきポイント
 

リクルートエージェント

まとめ

転職活動を成功に導くためには事前に面接の予行練習は行うべきでしょう。転職活動をする方が面接の予行練習をする上で当記事を参考にしていただけたらと思います。

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